アフガニスタン西部、3度目の強い地震 住民にトラウマと専門家

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アフガニスタン西部ヘラート州で15日午前8時ごろ、マグニチュード(M)6.3の強い地震があった。この地域ではと11日にも強い地震が起きており、これまでに1000人以上が亡くなっている。
現地の保健当局は、今回の地震で少なくとも1人が亡くなったと発表。世界保健機関(WHO)は、現地の病院で100人近くがけがの手当てを受けていると報告した。
国連児童基金(ユニセフ)によると、7日からの地震で死亡したアフガニスタン人の90%が女性や子供だという。
アメリカ地質調査所(USGS)によると、震源地は州都ヘラートから北北西に約30キロの地点。震源の深さは約6.3キロだった。ヘラートはアフガニスタン第3の都市で、イランとの国境に近い。
USGSによると、この地震の約20分後には、ヘラートから27キロ北でもM5.4の地震が起きている。
7日の地震は、ヘラートから約40キロ離れた農村地域のジンダジャンを襲った。
この地域の村を撮影した画像では、耐震性の低い住宅ががれきになっている様子がうかがえる。
地元住民はシャベルや素手で行方不明者を探した。
国境なき医師団のアフガニスタン・プログラムを率いるヤフヤ・カリラ氏はAFP通信に、今回の地震で犠牲者が少なかったのは、住民がすでに屋外で寝泊まりしていたからだと話した。
「心理的に個々の人たちはパニックに陥り、トラウマを植え付けられている」
「みんな不安で、誰も家の中で眠っていない。それは確実だ。
2021年以来アフガニスタンを支配しているタリバンも、寒さが厳しくなるにつれ、1カ月以上もテントで状況を管理することはできなくなるだろう。
タリバンの復権以来、アフガニスタンでは政府への直接支援が止まっており、経済危機に陥っている。
アフガニスタンでは地震が頻発している。ユーラシアプレートとインドプレートがぶつかる地点の近くに位置するヒンドゥークシュ山脈は、特に地震が多い。
昨年6月には南部パクティカ州などでM5.9の地震があり、1000人以上が死亡、数万人が家をなくした。








