アフガニスタン西部、3度目の強い地震 住民にトラウマと専門家

A woman sits behind the rubble of a building after earthquake earlier this week in Herat province, Afghanistan. Photo: 12 October 2023

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画像説明, ヘラート州での強い地震で崩れた住宅の前に立つ女性(2023年10月12日)

アフガニスタン西部ヘラート州で15日午前8時ごろ、マグニチュード(M)6.3の強い地震があった。この地域では11日にも強い地震が起きており、これまでに1000人以上が亡くなっている。

現地の保健当局は、今回の地震で少なくとも1人が亡くなったと発表。世界保健機関(WHO)は、現地の病院で100人近くがけがの手当てを受けていると報告した。

国連児童基金(ユニセフ)によると、7日からの地震で死亡したアフガニスタン人の90%が女性や子供だという。

アメリカ地質調査所(USGS)によると、震源地は州都ヘラートから北北西に約30キロの地点。震源の深さは約6.3キロだった。ヘラートはアフガニスタン第3の都市で、イランとの国境に近い。

USGSによると、この地震の約20分後には、ヘラートから27キロ北でもM5.4の地震が起きている。

7日の地震は、ヘラートから約40キロ離れた農村地域のジンダジャンを襲った。

この地域の村を撮影した画像では、耐震性の低い住宅ががれきになっている様子がうかがえる。

地元住民はシャベルや素手で行方不明者を探した。

国境なき医師団のアフガニスタン・プログラムを率いるヤフヤ・カリラ氏はAFP通信に、今回の地震で犠牲者が少なかったのは、住民がすでに屋外で寝泊まりしていたからだと話した。

「心理的に個々の人たちはパニックに陥り、トラウマを植え付けられている」

「みんな不安で、誰も家の中で眠っていない。それは確実だ。

2021年以来アフガニスタンを支配しているタリバンも、寒さが厳しくなるにつれ、1カ月以上もテントで状況を管理することはできなくなるだろう。

タリバンの復権以来、アフガニスタンでは政府への直接支援が止まっており、経済危機に陥っている。

アフガニスタンでは地震が頻発している。ユーラシアプレートとインドプレートがぶつかる地点の近くに位置するヒンドゥークシュ山脈は、特に地震が多い。

昨年6月には南部パクティカ州などでM5.9の地震があり、1000人以上が死亡、数万人が家をなくした。