エリザベス英女王の死去から1年、チャールズ国王がメッセージと写真を公開

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母エリザベス2世の死去から1周年に当たる8日、イギリス国王チャールズ3世がメッセージと、お気に入りの女王の写真を公開した。
事前に録音されたメッセージでチャールズ国王は、「女王の長い生涯と公務への奉仕、そして彼女がいかに私たちの多くにとって大切な存在だったか」を振り返った。
写真は女王が42歳の時に撮影したものだという。1968年セシル・ビートン氏が撮影した公式のカラー写真だが、現在まで公開されていなかった。
女王は写真の中で横向きに立ち、ガーター勲章のローブとウラジーミル大公妃のティアラを付けてほほえんでいる。
エリザベス女王は2022年9月8日、スコットランドのバルモラル城で亡くなった。96歳だった。
この年は女王の即位70周年を祝うプラチナ・ジュビリーに当たり、数々の式典の行われた数カ月後のことだった。
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チャールズ国王は短いメッセージの中で、君主としての最初の年に、国民から自分とカミラ王妃に示された「愛と支援」に感謝した。
「故女王陛下の死と私の即位から1周年に際し、私たちは大きな愛を持って、女王の長い生涯と公務への奉仕、そして彼女がいかに私たちの多くにとって大切な存在だったかを思い出します」
「そしてこの1年間、妻と私が皆さんのお役に立てるよう最大限の努力をしてきた中で、皆さんが私たちに示してくれた愛と支援にも深く感謝しています」
音声と共に公開された文書には、「Charles R」と署名されている。「R」は「王」を意味するラテン語「Rex」の頭文字。

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8日正午には、チャールズ国王の即位1位周年を祝う礼砲が、ロンドンのハイドパークとロンドン塔で鳴らされる予定。午後1時からはウェストミンスター寺院の鐘も鳴らされる。
これとは別に、エリザベス女王の孫のサセックス公爵ハリー王子も女王に敬意を表し、女王が「私たち全員を見下ろしている」と語った。
7日にロンドンでのイベントに出席したハリー王子は、祖母が病気になり、バルモラル城に向かったため、昨年のこのイベントを欠席せざるを得なかったことを振り返った。
イギリスのリシ・スーナク首相も声明を発表。女王の奉仕がいかに大規模なものだったか、その死後1年を経て「ますます実感できるようになった」と語った。
「イギリスおよびイギリス連邦諸国に対する女王の奉仕が、いかに深いものだったかも、ますます実感できるようになった」
「このような並外れた任務と献身的な人生に対する我々の感謝の念も、ますます大きくなるばかりだ」
首相はさらに、自分が女王と実際に会った際に、女王が実に「賢明で、素晴らしく温かく優美」だったほか、「鋭いウィット」の持ち主だったのが印象的で、その思い出を大切にしているのだと述べた。
最大野党・労働党のサー・キア・スターマー党首は、女王の棺の公開安置に訪れた人々の列は、女王と「国民の間には常に国民との特別な結びつきがあった」ことを示していたと述べた。
「この偉大な国家への奉仕こそが君主と臣民を結びつける糸なのだと、女王は理解していたし、その理解をもとに女王は国民と特別な関係を築いていた」とスターマー党首は述べ、「それだけに女王の業績を振り返るこの日、より良い未来への指針として公共への奉仕というその精神を受け止めよう」と呼びかけた。








