英米首脳会談、強固な関係を強調 ウクライナへのクラスター弾供与にも言及

UK Prime Minister Rishi Sunak and US President Joe Biden after their talks at Downing Street in London

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画像説明, イギリスのリシ・スーナク首相とアメリカのジョー・バイデン大統領

アメリカのジョー・バイデン大統領は10日、訪問先のイギリスでリシ・スーナク首相と会談した。バイデン氏は、英米関係は「石のように固い」と述べた。

バイデン氏は、「このように親密な友人と素晴らしい同盟国には出会えない」と発言。スーナク氏も、両国は北大西洋条約機構(NATO)の中で「最も堅固な同盟関係の2国」だと語り、両国のつながりを強調した。

会談では、アメリカによるウクライナへのクラスター弾の供与についても話し合われた。

バイデン大統領は、11日からリトアニアの首都ヴィリニュスで開かれるNATO首脳会議を前に、9日にイギリスに到着した。NATO首脳会議では、ウクライナの加盟が主要議題となるとみられている。

すべての加盟国は、ウクライナの戦争中の加盟は不可能という考えで一致している。加盟を認めれば、核保有国のロシアとの直接的な紛争につながるという懸念もある。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領も、戦争が終わるまで加盟できるとは思っていないとしている。しかし、今回の首脳会議でウクライナの加盟に関して「明確なシグナル」が出されることを望んでいる。

東欧の加盟国のいくつかは、近隣国のウクライナの早期加盟を強く求めている。一方で、アメリカやドイツなどは消極的とみられている。

バイデン氏は米CNNの取材に、ウクライナの加盟は「時期尚早」だと話している。

「アメリカにとって難しい選択」

ウクライナへのクラスター弾供与は、いくつかのNATO加盟国が難色を示している。

クラスター弾は、一つの爆弾から多数の小型爆弾が飛び散る兵器。殺傷力が高く、不発弾が民間人に危害を及ぼす危険があることから、100カ国以上で使用が禁止されている。

スーナク氏の報道官は、「アメリカにとって難しい選択だった」と語った。また、その決定は「ロシアの侵略戦争によって強いられた」ものだと述べた。

その上で同報道官は、クラスター弾を禁止する国際条約に基づくイギリスの立場を、スーナク氏は支持していると述べた。 

アメリカは、ウクライナ軍がロシア国内や都市部でクラスター弾を使用しないことの確約を、ウクライナ政府から書面で得たとしている。

バイデン氏はこの日、ウィンザー城でチャールズ英国王とも会談。今年5月に国王が正式に戴冠してから初めて顔を合わせた。

King Charles and US President Joe Biden inspect the Guard of Honour at Windsor Castle

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画像説明, バイデン氏はウィンザー城でチャールズ英国王とも会談した