スーダンで新たに7日間の停戦開始、空爆や衝突続く

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国軍と準軍事組織「迅速支援部隊(RSF)」の戦闘が続くスーダンで、新たな停戦が発表されたものの、空爆と衝突が続いている。
停戦は7日間の予定で、公式には22日午後9時45分(日本時間23日午前4時45分)に始まっている。しかし、首都ハルツームなどでさらに戦闘が続いているとの目撃情報が出ている。
AFP通信は目撃者の話として、停戦開始時間の数分後には、ハルツーム北部で交戦があったと報道。同市東部でも空爆があったという。
ロイター通信の取材に応じた市民も、ハルツーム近郊のオムドゥルマンとバフリでも銃声が聞こえたと述べている。ただし、停戦合意に大きく違反する行為は伝えられていない。
現在の衝突は4月15日に始まった。背景には、軍トップで実質的な大統領のアブドゥル・ファッターハ・ブルハーン将軍と、RSFを率いるモハメド・ハムダン・ダガロ司令官(「ヘメティ」の名で知られる)が、国政の方向性と民政移管をめぐって対立していることがある。
これまでも停戦を長続きさせる試みが何度も行われているが、いずれも不安定だったり、失敗に終わったりしている。
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今回の新しい停戦については、サウジアラビアとアメリカが仲介した正式な協議があったため、新たな楽観論が生まれている。
両国は21日に発表した共同声明で、新たな合意は「停戦モニタリング機構」によって実行されるとしている。また、これまでの和平交渉の失敗についても認めている。
だが、停戦開始の数時間前、RSFは好戦的なメッセージを発表した。ヘメティ氏は録音されたメッセージの中で、「このクーデターを終わらせるまで」は部隊を撤退させないと述べた。
一連の衝突で、これまでに数百人の犠牲者が出ている。国連は、紛争開始前から国際支援に頼る人の多かった同国の状況が、さらに悪くなると警告している。
今回の紛争を受け、すでに100万人以上が家を追われているという。










