スーダン首都、停戦中も爆発音や銃声

画像提供, Reuters
国軍と準軍事組織「迅速支援部隊(RSF)」の衝突が起きているスーダンで、72時間の停戦が行われている。2日目の26日、停戦は大半の地域で維持されたが、一部地域では戦闘が続いた。
しかし、26日にも爆発音や銃声が聞こえ、戦闘機が空を飛んでいた。それでも停戦前よりは静かで、避難を続けられる状況だとされる。
首都ハルツームに隣接するオムドゥルマンで取材しているBBCのモハメド・オスマン記者によると、戦闘は放送局の建物付近で発生した。
同国では燃料が枯渇し、医師も足りなくなっている。また、住民は食料や現金の入手に苦労していると、同記者は述べた。
オスマン記者自身や家族も、爆発音や銃声で眠るのが難しくなっているという。
また、ギャングらが家屋や人のいない建物で略奪をはたらき、車などを標的にしている。地元住民は、停戦終了後もこうしたことが起きると恐れている。
国軍とRSFは共に検問所に人を置いているが、他の地域に派遣されているため、その数は少なくなっているという。
双方は共に、空港や軍の司令部といった重要施設を手中に収めたと主張している。インターネットの接続は途切れ、電話回線もつながりにくくなっている。
これまでに少なくとも459人が死亡したとされているが、実際の死者数はもっと多いとみられている。
世界保健機関(WHO)は先に、病気や食料と水の不足、医療施設への妨害によって「さらに」死者が増えるとの見方を示した。
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停戦が始まってから、複数の国が自国民の退避を進めている。
26日には、さまざまな国の1600人を乗せた避難ボートが紅海を横断し、サウジアラビアに到着した。ドイツとフランスは、スーダンに滞在していた自国民全員が同国から退避したと発表した。
イギリス外務省は6機の飛行機を使って自国民536人を避難させたと述べている。
ナイジェリア当局は、スーダンにいる学生の避難を始めたとBBCに語った。スーダンには最多で5000人のナイジェリア国民がいる可能性があり、そのうち3500人が学生だという。
首都ハルツームから逃げる人々が使うバスも、燃料価格や運賃が高騰するなかで運行を続けている。
停戦延長に同意か
スーダン国軍は、28日に終了する予定の停戦を、さらに72時間延長することを承認したと伝えられている。
ロイター通信によると、国軍トップで実質的な大統領のアブドゥル・ファッターハ・ブルハーン将軍は、東アフリカの地域共同体「政府間開発機構(IGAD)」からの要請を承認した。
この要請は、スーダン国軍とRSFの代表が隣国南スーダンの首都ジュバにおもむき、詳細を話し合うよう求めている。
国際指名手配中の元閣僚が刑務所から解放
こうした中、2019年に倒れた独裁政権の元閣僚が、収監されていた刑務所から出ていたことが明らかになった。
長年、独裁政権を敷いてたオマル・アル=バシール前大統領は、2019年の反政府運動で失脚。元閣僚らとともにハルツームのコベル刑務所に収監されていた。
そのうちの1人、アフマド・ハルーン氏は地元テレビで声明を発表。バシール氏の側近らと共に刑務所から出ていると明らかにした。ただし、司法システムが機能を取り戻した時には戻る準備があると述べた。
バシール氏とハルーン氏は共に、西部ダルフール地方での残虐行為に関わったとして、国際刑事裁判所(ICC)から指名手配されている。
スーダン国軍は、バシール氏を戦闘開始前に軍の病院に移送したと発表している。












