ウクライナ空軍、キーウ上空で自軍のドローン撃墜

動画説明, キーウ上空を飛行するドローンが撃ち落とされる様子

ウクライナ空軍は4日、首都キーウ上空で自軍のドローンを撃墜したと発表した。このドローンは、制御不能に陥っていたという。

空軍は4日夜に撃墜を実行。大統領府近辺で15~20分間、爆発が続いた。

アンドリイ・イエルマク大統領補佐官は当初、撃墜したのは敵側のドローンだと述べていた。

しかし空軍がその後、ドローンはウクライナ側のもので、「望まない状況」を避けるために破壊されたと説明した。

声明によると、無人航空機(UAV)「バイラクタルTB2」が同日午後8時ごろ、予定されていた飛行の最中に、キーウ地域で制御不能となった。

「首都上空に制御できないUAVがあることで、望まない結果をもたらす可能性がある」として、撃墜が決まったという。

ドローン落下による死傷者は出ていないという。

「残念だが、テクノロジーとはこういうもので、こうした事態は起きる。おそらく技術的な機能不全だが、原因解明を進めている」と、説明している。

ソーシャルメディアでは、ドローン撃墜の様子を映した動画が広く共有された。ドローンが撃墜されると歓声があがった。

キーウの軍当局トップを務めるセルヒイ・ポプコ氏は、ドローンは市街地ソロミヤンスキ地区の建物に落下したが、火災は制御されていると述べた。

ロシア政府は3日、クレムリン(ロシア大統領府)を狙った2機のドローンを撃墜したと発表した。ウクライナがウラジーミル・プーチン大統領を暗殺しようとしたと非難している。

ロシア政府のドミトリー・ペスコフ大統領報道官は4日、アメリカが関係しているのは「間違いない」と主張。ただし、証拠は示さなかった。

これに対して米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官は、この発言を「ばかげた主張だ」と一蹴している

ウクライナは、クレムリンへの攻撃疑惑と自分たちは無関係だと主張。ロシア政府が戦争をエスカレートさせるために、攻撃を自作自演したと非難している。