ウクライナ産穀物輸出の合意、ロシアも延長に応じる 期間は不明

UN ship brings food relief from Ukraine to drought-hit Horn of Africa in Djibouti

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画像説明, 国連によると、国際合意が形成されて以降、黒海に面したウクライナの港からは約2500万トンの食料が世界市場に供給されている

ウクライナ産の穀物を黒海経由で輸出するための国際合意が18日、延長された。

合意が期限切れを迎える数時間前に、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が、延長が決まったと発表した。

エルドアン氏は、「この合意は世界の食料供給にとって極めて重要だ。新たな延長のために努力を惜しまなかったロシアとウクライナ、そして国連事務総長に感謝する」と述べた。

延長の期間は不明。ウクライナは120日間、ロシアは60日間を主張している。

ロシアは、自分たちに対する制裁が緩和されない限り、これ以上の延長は認めないとしてきた。

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ウクライナは世界有数の穀物生産国。中東イエメンなど食料難に苦しむ国々は、ウクライナからの供給に大きく依存している。

だが、昨年2月にロシアがウクライナを侵攻すると、ウクライナが黒海の港を利用するのをロシア軍艦が妨害するようになった。

世界的な食料危機の懸念が高まり、国連とトルコは昨年7月、輸出に関する合意を仲介した

ロシアは制裁解除を要求

ロシアのヴァシリー・ネベンジア国連大使は17日、欧州連合(EU)とイギリス、アメリカに対し、合意の延長を望むなら2カ月以内にロシアの農業分野への制裁を解除すべきだと訴えた。

ロシアは自国の生産者による食料と肥料の輸出が、西側の制裁によって妨げられていると主張している。

食料と肥料の輸出は制裁の対象ではないが、ロシアは決済や保険、運輸関連の業者への規制によって、輸出が困難になっているとしている。

ロシアは昨年10月末、クリミア半島に駐留している艦隊がウクライナに攻撃された主張し、合意への参加を一時的に停止。しかし数日後に復帰した

国連によると、この合意が形成されて以降、ウクライナの黒海の港からは食料約2500万トンが世界市場に供給されている。