イタリア・ローマのカフェで発砲、首相の友人ら3人死亡

Giorgia Meloni (L) and Nicoletta Golisano

画像提供, Giorgia Meloni/Facebook

画像説明, ジョルジャ・メローニ首相(左)は友人のニコレッタ・ゴリサーノさんとの写真をSNSに投稿した

イタリア・ローマのカフェで11日、男が銃を発砲し、女性3人が死亡、4人が負傷した。犠牲者にはジョルジャ・メローニ首相の友人が含まれている。

フィデネ地区にあるカフェでは当時、共同住宅の住民集会が開かれていた。

住民会のルチアナ・チオルバ副会長は、銃撃犯が店に入ってきて、発砲する前に「お前ら全員殺す」と叫んだと、イタリア紙のラ・レプブリカに語った。

報道によると、容疑者(57)は以前から住民会の役員数人と激しく対立していたという。男は住民たちに取り押さえられ、警察に拘束された。

ローマのロベルト・グアルティエーリ市長は「重大な暴力事件」だとし、12日に緊急会合に出席する方針だと述べた。

負傷者は女性2人、男性2人とみられる。そのうち1人は深刻な状態という。

首相が友人への思いをSNSに投稿

メローニ首相は友人のニコレッタ・ゴリサーノさんが犠牲になったと明らかにした。ほかにエリザべッタ・シレンジさん、サビーナ・スペランディオさんが死亡した。

首相はゴリサーノさんの遺族に宛てたフェイスブックの投稿の中で、「美しく幸せ」だった友人のことをずっと覚えているだろうと述べた。

「ニコレッタは子供思いの母親であり、誠実かつ思慮深い友人であり、強さと弱さを併せ持つ女性だった」

「しかし何よりも彼女は、並外れた責任感を持ったプロフェッショナルだった。ニコレッタは私の友人だった」

首相は「こんな風に死ぬなんておかしい」と付け加えた。「数週間前、自分の50歳の誕生日パーティーのために買った赤いドレスを着たニコレッタは幸せそうで、美しかった。私の中では、彼女はこれからもあんな風に美しく、幸せであり続けるだろう」。

Forensic teams examine the scene of the shooting

画像提供, EPA

画像説明, 銃撃現場を調べる法医学チーム

メローニ首相は、容疑者が凶器の銃を盗んだとされる射撃練習場が閉鎖され、捜査が行われていると明らかにした。

警察は容疑者の犯行動機についてコメントしていない。また、イタリアの報道機関は容疑者の名前を報じているが、公式には発表されていない。政治的動機による犯行ではないとみられる。

メローニ氏は9月の総選挙を経て、10月にイタリア初の女性首相に就任した。