ウクライナのエネルギーシステムの半分が使用不可能、ロシアの攻撃で

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ウクライナのデニス・シュミハリ首相は18日、ロシアの度重なるミサイル攻撃により、ウクライナのエネルギー系統の半分近くが稼働していない状況だと述べた。
ウォロディミル・ゼレンスキー大統領も先に、1000万人が停電に見舞われていると明らかにしていた。
ウクライナではこのところ、気温がマイナスを記録するようになり、首都キーウではこの日、初雪が観測された。
キーウへの電力供給が「完全に停止」する可能性もあるとの指摘もある中、エンジニアが電力の復旧を急いでいる。
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シュミハリ首相はこの日の記者会見で、「残念ながら、ロシアはウクライナの民間および重要インフラへのミサイル攻撃を続けている。エネルギーシステムのほぼ半分が使用不能になっている」と述べた。
また、キーウのミコラ・ポヴォロジニク副市長は、同市が「完全停電を含む厳しいシナリオを想定し、準備している」と語った。
ポヴォロジニク氏は電力供給が完全停止した場合どうなるのかを明言しなかったが、当局者は、市からの避難は考えていないとしている。
ウクライナの電力会社ウクエネルゴはテレグラムへの投稿で、「侵略国は我が国のエネルギーインフラを破壊し、ウクライナ国民から電気と暖房を奪うことを目標にしていると公に認めた」と説明した。

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ロシアは15日にこれまでで最大規模の爆撃を行った。17日にも、さらにエネルギー施設や民間の建物を攻撃している。
ロシアは戦場で苦戦するようになって以来、民間インフラを標的にしており、市民生活への影響がこのところ悪化している。
ロシア政府は、一連の攻撃はウクライナ政府が和平交渉に「応じようとしない」ためだとしている。
キーウのほか、西部ヴィンニツァや南西部の港湾都市オデーサ、北部スーミなどで、特に停電の被害が大きい。
ウクライナ政府は、オーブンや洗濯機、電気ケトル、アイロンといった家電製品の使用を控えるよう、住民に呼びかけている。
ロシア軍から解放されたばかりのヘルソン市では、ゼレンスキー氏の側近が、停電を受けて指定されたテント内で電気を使う人々の写真を掲載。政府は「今週中に」市内で電気を復旧させようとしていると付け加えた。








