トラクター、メロンの山……プーチン大統領への誕生日プレゼント

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ウクライナ侵攻以来、西側諸国から孤立しているロシアのウラジーミル・プーチン大統領が、7日に70歳を迎え、奇妙な贈り物を受け取った。トラクターだ。
贈り主は、トラクター製造が盛んなベラルーシの盟友、アレクサンデル・ルカシェンコ大統領。ルカシェンコ氏は、プーチン氏の出身地サンクトペテルブルクを訪問した際、トラクターを贈ったことを認めた。
プーチン氏は、自らが引き起こした侵略戦争が激化する中、旧ソヴィエト諸国の首脳らをサンクトペテルブルクに招いていた。
ウクライナが反攻に成功する中、プーチン氏は今週、併合を宣言した地域の状況を「落ち着きがない」と表現。現状に問題があるという認識を示した。
だがこの日、プーチン氏の盟友たちは贈り物を携え、20年以上にわたって大統領や首相としてロシアを率いてきた人物をさかんに称賛した。
そのプーチン氏よりさらに長く、1994年から政権の座にあるルカシェンコ氏は、欧州の自称「最後の独裁者」とされ、その政権も西側諸国の制裁下にある。ルカシェンコ氏は、ベラルーシ製のトラクターのギフト券を持ってサンクトペテルブルクにやって来た。
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「ミンスク・トラクター・ワークス」は、ベラルーシ産業界の旗艦企業だ。
プーチン氏がこの大型車にどう反応したかはすぐにはわからなかった。贈り物としては、ベラルーシのトラクターは、タジキスタンのエモマリ・ラフモン大統領からのメロンやスイカの山と競争することになった。

しかしここ数年、プーチン氏がトラクターに乗っている姿を頻繁に見かけるようになったのは事実だ。

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また、ロシア正教会のキリル総主教は、プーチン氏は「ロシアのイメージを一変させ、主権と防衛能力を強化し、国益を守った」と賞賛の言葉を送った。
ロシア政府の支援を受けるチェチェン共和国の指導者ラムザン・カディロフ氏も、プーチン氏は「世界一の愛国者」だと述べた。
遠方にあるものの、同様の国際的孤立に直面している北朝鮮の金正恩総書記は、プーチン氏が「アメリカの挑戦と脅威を打ち砕いた」と祝辞を述べている。
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一方、プーチン氏と敵対する人々は、誕生日という機会を再び利用し、自国を破滅させながら他国を破壊しようとする戦争犯罪者を描き出そうとした。
ウクライナのオレクシイ・レズニコフ国防相は、ロシア軍にプーチン氏と戦争での戦闘を拒否するよう呼びかけ、プーチン氏は兵士と共に「立つのではなく、防空壕に隠れている」と批判した。
ソーシャルメディアでは、ルカシェンコ氏からプーチン氏への贈り物を皮肉と表現するユーザーもいた。ウクライナでは侵攻初期、放棄された軍用車両を牽引(けんいん)する素朴なトラクターが抵抗のシンボルとなっていたからだ。
チェコの首都プラハで行われたデモでは、プーチン氏を黄金の便器に座る裸の皇帝に見立てた巨大な人形が登場した。

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