欧州の広い範囲で暴風雨 子供含む13人死亡

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ヨーロッパ中部から南部にかけての広い範囲が強い暴風雨に見舞われ、18日までに子供を含む少なくとも13人が死亡した。
死者が出ているのはイタリアとオーストリア、フランスのコルシカ島など。大半は倒木が原因だという。
コルシカ島では、大雨と風によってキャンプサイトが被害を受けた。イタリアのヴェネツィアでは、サン・マルコ寺院の鐘楼のれんがが落下した。
欧州大陸では数週間にわたって熱波と渇水が続いていた。
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コルシカ島では最大瞬間風速62メートルを記録。木々が倒れ、移動式の住宅が被害を受けた。
当局は、キャンプサイトで13歳の女の子が倒れた木によって死亡したと発表した。また、男性1人が同様の事故で死んだほか、風に飛ばされた屋根が車に当たり、乗っていた女性1人が亡くなった。
海では漁業の男性1人とカヤックに乗っていた女性1人が犠牲となった。
現地を視察したジェラルド・ダルマナン仏内相は、別の1人の死亡を発表した。
このほか、数十人が島内や海でけがをしているという。
目撃者の話によると、暴風雨は突然やって来たため、注意報・警報などは発令されなかったという。
ロイター通信が取材したレストランのオーナーは、「今まで見たことがないほどの大嵐だった。熱帯地域の暴風雨のようだった」と話した。
フランスでは本土南部でも停電が起き、第2の都市マルセイユでは道路が浸水した。

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オーストリアでは、南部ケルンテン州の湖の近くで木が倒れ、2人の女の子が死亡した。
さらに、ニーダーエスターライヒ州でも倒木で3人が亡くなったと報じられている。
イタリアのトスカーナ地方で男性1人と女性1人が、別々の倒木事故で死んだ。
ヴェネツィアでは強風が吹き荒れ、サン・マルコ広場のカフェのパラソルや寺院の鐘楼のれんがが飛ばされた。
トスカーナ州やリグーリア州の海沿いのリゾートも暴風雨による被害を受けた。

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熱波や山火事も続く
一方でイタリア南部では熱波が続いており、シチリア島では最高気温40度を記録している。
このほか、アルジェリアの地中海沿岸では森林火災により、少なくとも38人が死亡した。
欧州の多くの地域ではここ数週間、高温で乾いた気候が続いている。
熱波や暴風雨といった異常気象は、人間がもたらした気候変動の影響で激しさを増し、頻度も増えている。
地球の平均気温はすでに工業化以前(1850~1900年)から1.1度上がっており、各国政府が大幅な排出削減に乗り出さない限り、今後も上がり続けるとみられている。

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