フィンランド首相、「騒がしく」踊るパーティー動画が流出 野党が批判

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フィンランドのサンナ・マリン首相(36)がパーティーで派手に踊ったり歌ったりする様子の動画が流出し、批判が沸き起こっている。
動画はソーシャルメディアから取得されたものと思われる。マリン首相はフィンランドのセレブらを含む友人たちと一緒に踊ったり歌ったりしている。
野党側はマリン氏を批判。ある野党の党首は、同氏に薬物検査を受けるよう要求している。
マリン氏は18日、薬物の使用を否定。アルコールを飲んで「騒がしく」パーティーをしていただけだと説明した。
また、動画が撮影されていたことは知っていたが、公開されたことに動揺していると述べた。
そして、「私は踊ったり、歌ったり、パーティーをしたり、完全に合法なことをしていた。そして、ほかの人が(薬物を)使っているのを見たり、わかったりするような状況には1度もならなかった」と付け加えた。
パーティー好きを公言
2019年に当時世界最年少の現職首相となったマリン氏は、パーティ好きであることを隠しておらず、音楽フェスティバルで写真を撮られることもしばしばある。
昨年には、新型コロナウイルス感染者と接触した後にクラブへ行ったことを謝罪した。
独紙ビルトは先週、マリン氏を「世界で最もクールな首相」として取り上げたばかり。

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与野党から薬物検査を求める声
野党・フィン人党のリーカ・プーラ党首は、マリン氏に「疑いの影」が漂っているとし、任意の薬物検査を受けるよう求めた。
連立与党・中央党のミッコ・カルナ議員は、マリン氏が「自主的に薬物検査を受ける」のが「賢明だろう」とツイートした。
マリン氏はこの提案に前向きな様子で、「薬物は使用していない」し「検査を受けることに問題はない」と記者団に語った。
「同年代の人と同じ」
マリン氏はまた、「私には家庭もあるし、仕事もあるし、友人と過ごす時間もある。同年代の人たちとほとんど同じだ」と説明。
その上で、自分の行動を変える必要はないと付け加えた。「私はいままでと全く同じ人間でいるつもりだし、それが受け入れられることを望んでいる」。
フィンランドのメディアはこの動画を広く報じている。公共の利益にかなうとして、動画の使用は正当だと主張している。
しかし、野党議員の中には、もっと重要な国内の問題がある時に、マリン氏とメディアはパーティーの話をしていると批判する人もいる。
人気に「大きな影響はない」
2019年12月から政権を担うマリン氏は身内の社会民主党での支持を維持している。
フィンランドの政治ジャーナリスト兼メディアコメンテーターのロバート・スンドマン氏はBBCに対し、「人々の反応は、マリン氏に関する問題で見られる、非常に典型的なものとなっている。つまり、両極化だ」と語った。
「あの年齢の女性なら友人と楽しむのは普通だと言う人もいれば、ショックを受けている人もいる」
「しかし少なくとも、いまのところはっきりしていることが1つある。過去のパーティーでの様子は、彼女自身や彼女の政党の人気に、少なくとも大きな影響は及ぼしていないということだ」
マリン氏の、フィンランドのセレブとの交友関係には多くの注目が集まっており、これまでの首相とは大きく異なる点だとスンドマン氏は指摘する。
流出動画には、フィンランドの歌手アルマ氏やラッパーのペトリ・ニガード氏、テレビ司会者のティンニ・ヴィクストロム氏など複数のセレブや、社会民主党の一部議員も映っている。
マリン氏は先週、ヘルシンキの音楽フェスティバルで、今回の流出動画にも映っているインフルエンサー兼写真家のヤニータ・アウティオ氏と一緒にいるところを写真に収められ、そのスタイルが称賛されていた。







