イタリアで極度の干ばつ、川底の不発弾が露出

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イタリアで極度の干ばつが発生し、川に沈んでいた第2次世界大戦時の不発弾が露出した。当局は7日、住民らを避難させ、爆破処理を実施した。
イタリア北部では、異常な暑さと少雨で水不足が深刻化。気候変動の影響を恐れる声が強まっている。
今年の干ばつはこの70年間で最悪で、長さ650キロのポー川は大部分が干上がっている。イタリア当局は先月、ポー川の周辺地域に非常事態を宣言した。
そのポー川の川岸で、重さ450キロの不発弾が漁民らによって発見された。軍幹部がロイター通信に話した。
軍当局によると、この不発弾は、ロンバルディア州ボルゴ・ヴィルジリオ村の近くで7月に見つかった。爆薬240キロが入っていたという。

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爆弾処理の専門家らは7日、制御された爆破処理を安全に実施。事前に約3000人の周辺住民を避難させたという。
「住民の中には動かないという人も最初はいたが、ここ数日で全員を説得できたと思う」と、現地のフランチェスコ・アポーリ市長は話した。
一帯の空域も短時間、閉鎖された。また、ポー川の交通も遮断された。
ポー川はイタリア最長の川で、南西のアルプス地域からアドリア海へと流れ込んでいる。ただ、今年撮影した衛星写真では、極度の干ばつで干上がった川底が拡大しているのがわかる。
ポー川は、イタリアの農業生産の約3分の1を作る畑などに水を供給している。
ここ数カ月の暑さと雨不足で、ポー川の流れは弱くなっている。ポー渓谷の農家は、塩分を含んだ海水が川に流れ込み、作物に壊滅的な被害を及ぼしていると話している。










