イタリアのアルプス山脈で氷河が崩壊、少なくとも7人死亡
イタリア北部のアルプス山脈で、氷河が崩壊して発生した雪崩(なだれ)により、少なくとも7人が死亡した。
救急隊によると、この氷河崩壊で8人が負傷し、うち2人が重傷となっている。
また13人がなお行方不明になっており、救助隊はヘリコプターやドローンを使って捜索に当たっている。
雪崩の様子を撮影した動画では、大きな氷のかたまりが、この付近の最高峰マルモラーダ山の斜面を滑り落ちていくのが見て取れる。
救助隊のミケラ・カノヴァ報道官は「雪や氷、岩などが雪崩となり、複数の登山隊がいた山道にぶつかった。一部の登山隊はそのまま流されてた」と説明した。
「巻き込まれた登山家の正確な人数は、まだ明らかになっていない」と報道官は述べた。
また、重体の1人を含む負傷者は、地域の複数の病院に運ばれたという。
セラック(氷河にできる氷の柱)がどのような経緯で崩落したのかは、まだ明らかにあっていない。
しかし、救助隊のウォルター・ミラン報道官はイタリアの国営放送に対し、この地域はここ数日、通常ではみられない高い気温に見舞われていたと話した。
ミラン氏は氷河の頂上でも10度を記録したと述べ、「この暑さは異常だ。明らかに普通ではない」と語った。
イタリアの登山家ラインホルト・メスナー氏は現地紙ラ・レプブリカに対し、この氷河はここ数年、地球温暖化の影響で規模が縮小していたと語った。
メスナー氏は、「ほとんど氷が残っていない」と指摘。氷河は「重力」の影響で時折、崩壊することがあるが、氷河そのものの縮小は「地球温暖化が原因で、それで氷河が解けている」と説明した。











