マリウポリの部隊は「最後まで戦う」 ウクライナ首相が表明

画像提供, Reuters
ウクライナのデニス・シュミハリ首相は17日、ロシア軍がウクライナ軍に投降するよう伝えていた南東部の港湾都市マリウポリについて、守備隊が「最後まで戦う」と米テレビ局のインタビューで述べた。
マリウポリは、親ロシア派が掌握しているウクライナ東部ドンバス地方と南部クリミア地方の間に位置し、両地方をつなぐ要衝となっている。
ロシアは同市を包囲し、完全制圧を目指し攻勢を強めている。16日には市内に残っているウクライナ兵に対し、17日夜明けまでに投降するよう「最後通告」を出していた。
そうした状況で、シュミハリ首相は17日、米放送局ABCのインタビューに応じ、ロシアが示した期限をウクライナは無視したと説明。
「街はまだ陥落していない」、「まだ私たちの軍部隊、私たちの兵士がおり、最後まで戦う。兵士たちはまだマリウポリにいる」と話した。
ロシアはほぼ全域を掌握と主張
マリウポリについて、ロシアはほぼ全域を掌握したとしている。
一方、ウクライナのアゾフ大隊は、市内のアゾフ海を見下ろす巨大製鉄所アゾフスタリでまだ持ちこたえているとされる。
ウクライナはロシアに対し、市内の民間人とウクライナ軍の負傷兵を市外に脱出させるため、人道回廊を設定するよう要求している。だが、ここ数週間、大規模な避難は実行されていない。
支援団体は、市内の民間人が絶望的な状況に置かれているとしている。

画像提供, Reuters
<関連記事>
大統領も「領土は手放さない」
ロシアはここ数週間、ウクライナ東部の攻撃に重点を置いている。
これに対し、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、東部ドンバス地方の領土はわずかたりとも手放さないと表明している。
同大統領は17日に放送された米CNNのインタビューで、停戦のためにウクライナ東部のドンバス地方などの占領をロシアに認める考えはまったくないと主張。
「ウクライナおよびその国民の立場は明快だ。他国の領土を要求はしないが、私たちの領土を手放すこともしない」と述べた。










