世界で最も足の多い新種のヤスデ、オーストラリアで発見

A female individual of the newly identified millipede species Eumillipes persephone

画像提供, Reuters

画像説明, ユーミリぺス・ペルセフォネ(Eumillipes Persephone)と名付けられたこのヤスデは体長95ミリで、1300本以上の足がある

オーストラリアでこのほど、これまでに発見された動物の中で最も足が多いという、新種のヤスデが発見された。

ユーミリぺス・ペルセフォネ(Eumillipes Persephone)と名付けられたこのヤスデは体長95ミリで、1300本以上の足がある。西オーストラリア州の鉱山地域の、地下60メートル近くの地中で発見された。

調査結果は学術誌「Scientific Reports」に掲載された。

これまでに発見された最も足の多い動物は、米カリフォルニア州で見つかったヤスデで、約750本の足があった。

今回の研究対象となったメスの成体のヤスデは、1体では足が1306本、もう1体には998本の足が確認された。オスの成体2体はそれぞれ818本と778本だった。

研究を主導した豪ヴァージニア工科大学の昆虫学者ポール・マレク氏はロイター通信の取材で、「これまでに知られていたヤスデ(英語でmillipede、千本足という意味)には、実際に1000本足のものはいなかった」と語った。

「ユーミリぺス・ペルセフォネ」のユーミリぺスは、「真の千本足」という意味。ペルセフォネはギリシャ神話の冥界の女王から取られた。

ヤスデは他の地中に住む生物と同様、目がなく、色がついていない。研究者は、ヤスデは菌糸類を食べて生きているとみている。

ヤスデは4億年以上前に地球に姿を現し、現在では約1万3000種が確認されている。