ツイッターの共同創業者ドーシー氏、CEOを退任

Jack Dorsey

画像提供, Reuters

画像説明, ジャック・ドーシー氏

米ツイッターは29日、共同創業者ジャック・ドーシー氏(45)が最高経営責任者(CEO)を退任すると発表した。

同社によると、後任のCEOには最高技術責任者のパラグ・アグラワル氏が就任する。同氏は2011年にツイッターに入社し、2017年から現職を務めている。

ドーシー氏は2006年にツイッターを共同創業。2008年にいったん同社を離れ、決済サービス会社スクエアを設立した。2015年に再びツイッターのトップに就任し、両社のCEOを務めてきた。

ドーシー氏は声明で、「ついに私が去る時が来た」と述べ、ツイッターは「先に進む準備ができている」とした。

また、後任のアグラワル氏を「深く」信頼しているとし、「彼の技術、心、魂に深く感謝している。彼が率いるべき時だ」と表明した。

取締役も退任する意向

ドーシー氏は鼻にピアスを着け、長いひげを生やすなど、従来の企業経営者像とは異なる姿を示してきた。ヨガをし、1日1食しか食事を取らないなど、独自の健康法でも知られる。

28日には「ツイッターを愛している」とツイートしていた。何かに反応してではない、自ら率先しての投稿のようだった。

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さらに29日には、「誰か知っているのかわからないが、私はツイッターを辞めた」とツイートした

また、従業員へのメールでは、「企業を『創業者が率いる』ことの重要性については、多くが語られている。詰まるところ、それは企業を激しく制約する、単一障害点だと私は信じている」と書いた。

メールではさらに、任期が満了したら取締役からも退くと説明した。

「残ったり、会長になったりしてはどうか?(後任の)パラグが自由に率いることがとても大事だと思っている」

ドーシー氏の辞任は、米放送局CNBCが最初に報じた。ニュースが広がるとツイッターの株価は急上昇したが、29日午後には先週末の終値をわずかに下回った。

トランプ氏の利用を禁止

ドーシー氏が企業トップとして下した、最も大胆な判断はおそらく、ドナルド・トランプ前米大統領のツイッター利用を禁止したことだろう。

米連邦議会の議事堂襲撃事件を受けて決定したもので、トランプ氏支持者らから激しい批判が起きた。

米投資会社ファウンダーズ・ファンドを率いるマイク・ソラナ氏は、「ジャック・ドーシーとツイッターによる検閲は一緒くたにされがちだ。だが私の見るところ、彼はここ数年、ツイッターをオープンに保つためできることをしてきた」と話した。

「彼なしでは物事は良くはならず、悪化するだろう」

ドーシー氏をめぐっては、ツイッターの株式を大量保有する投資会社エリオットが昨年、辞任を求めた。1社の経営に専念できるCEOのほうが、ツイッターには望ましいというのが理由だった。

双方はその後、話し合いで合意に達し、ドーシー氏がCEOを続けていた。