ウガンダ首都で連続自爆攻撃、議事堂と警察本部の近く ISが犯行声明

画像提供, Reuters
アフリカ東部ウガンダの首都カンパラで16日、自爆攻撃とみられる連続爆発が起き、少なくとも3人が死亡、30人以上が負傷した。死者数は増える見通しという。現地警察が発表した。
オートバイに乗った犯人3人が、議会と中央警察本部の近くで次々と自爆した。攻撃と攻撃の間隔は3分もなかった。
死者3人のうち2人は警察官。負傷した33人のうち、5人が重体という。
警察は、4人目の攻撃犯を逮捕し、自爆ベストを押収した。警察報道官によると、市内の他の場所でも爆弾が見つかっている。
武装勢力「イスラム国」(IS)が、系列のアマク通信を通じて犯行声明を出した。
議会近くでの攻撃を受け、審議は中断した。警察は議員たちに、議事堂に近づかないよう警告した。
議事堂近くの駐車車両は炎上し、警察本部近くの爆発で複数の建物の窓が割れた。
「大きな銃声みたいな爆音が聞こえた。地面が揺れて、耳がほとんど聞こえなくなった」。議事堂近くの爆発現場のそばにいた銀行警備員のピーター・オルポトさんは、ロイター通信にこう話した。
ISとADF
警察のフレッド・エナンガ報道官は「爆弾攻撃の脅威はまだ続いている。特に自爆攻撃が続く恐れがある」と述べ、「地元テロ組織のセル(テロ組織の小集団)のメンバーがまだいると考えている。とりわけ、民主同盟軍(ADF)が作った自爆攻撃部隊を警戒している」と説明した。
ウガンダ創設のイスラム武装勢力ADFは現在、コンゴ民主共和国を拠点にする。「IS」の名の下での攻撃が増えている。

カンパラではこのところ、爆弾攻撃が相次いでいる。10月には買い物袋に入れて放置された爆発物が市内のバーで爆発し、20歳のウェートレスが死亡した。その数日後には、カンパラ近くのバスで男が自爆し、数人が負傷した。
この2つの攻撃についてもISが犯行声明を出し、警察はADFとの密接なつながりがあると説明していた。バス自爆犯は、ADFメンバーとして指名手配中だったという。


<解説> アン・ソイBBCアフリカ上級特派員
国内の武装勢力と国際過激派勢力の危険な組み合わせが、ウガンダの治安を脅かしている。
ADFは近年、ISに取り込まれている。今回の攻撃は2つの組織が手を結んで以来、両者に関連付けられたウガンダ国内の攻撃としては、最大規模のものだ。
ADFは別称を「イスラム国の中央アフリカ州」と言う。アフリカ南部モザンビークのイスラム主義勢力もこの名称を使い、現地で激しい反政府活動を展開している。
武装勢力は土地勘があり、地元住民の間に紛れ込める。ISは戦術的支援を提供し、プロパガンダ作戦を支援するほか、そうした武装勢力に新たな使命感を与えている。
この脅威に立ち向かうには、地域の情報組織や治安組織が今まで以上に連携する必要があるし、市民は警戒を強めなくてはならない。





