【東京五輪】 ライバルの的に当て脱落 射撃でウクライナの有力選手

Serhiy Kulish

画像提供, Getty Images

画像説明, セルジー・クリシュ(左)は2016年リオ五輪の銀メダリスト

東京オリンピックで2日にあった射撃の決勝で、メダル候補の男子選手が別の選手の的を撃ち抜く珍事があった。ウェアの不具合が原因だったと、選手は説明した。

ウクライナのセルジー・クリシュ(28)。陸上自衛隊朝霞訓練場であった男子50メートルライフル3姿勢個人の決勝で、35発目の射撃を別の選手の的に当てた。

世界ナンバー2で、2016年リオデジャネイロ五輪の10メートルエアライフルで銀メダルを獲得しているクリシュは、今大会も優勝候補の1人だった。誤射までは、4位前後につけていた。

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「いったい誰が、他の人の的を撃つっていうんだ? 私のような人だけだ」と、彼はいら立ちをあらわにした。

「ジャケットのボタンが外れ、気持ち悪さを感じた。でも時間が過ぎて行き、撃たなくてはならなくなった。その時にはもう別の人の的を狙っていたが、そのことに気がつかなかった」

ライバルの的を撃った35発目は0点とされ、決勝に進んだ8人の中で最初に脱落した。

この種目では、張常鴻(中国)が金メダルを獲得。セルゲイ・カメンスキー(ロシア・オリンピック委員会)が銀、ミレンコ・セビッチ(セルビア)が銅を手に入れた。

予選には岡田直也と松本崇志が出場したが、決勝には進めなかった。