米当局、モデルナのワクチン使用許可へ 諮問委が勧告

A researcher works in a lab run by Moderna Inc

画像提供, Moderna

画像説明, モデルナのワクチンはFDAが緊急使用を許可し次第、まず600万回分が出荷される見通しだ

米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は17日、米モデルナが開発した新型コロナウイルスのワクチンについて投票し、緊急使用を許可するよう勧告した。使用が認められれば、新型ウイルスのワクチンとしては同国で2例目となる。

FDAはこの勧告に従うとみられる。モデルナのワクチンは来週にもアメリカで接種が開始される見通しとなった。

同国の新型ウイルスの感染者と死者はともに世界最多となっている。死者は今週、30万人を超えた。

20対0で支持

この日の諮問委員会の投票では、賛成20票、反対0票、棄権1票で、モデルナのワクチンは18歳以上にとってリスクより利益が大きいと認めた。

同委員会は10日には、ファイザー/ビオンテックのワクチンの使用を支持。FDAは翌11日、緊急使用を許可した

モデルナのワクチンをめぐっては、FDAが15日、安全かつ94%の有効性が認められたとする報告書を発表していた

米政府はモデルナのワクチンを2億回分購入することで合意している。FDAが緊急使用を許可し次第、600万回分の出荷準備ができるとしている。

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ファイザー製との違い

モデルナのワクチンは輸送の際、零下20度前後での保管が必要だ。これは一般的な冷凍庫内の温度にあたる。

一方、ファイザーのワクチンは、零下75度近くで保管する必要がある。そのため輸送に困難が生じる。

2回の接種が必要なのは、どちらのワクチンも同じだ。モデルナのものは、1回目から28日置いて2回目の接種をする。

モデルナはマサチューセッツ州ケンブリッジに本社を置く。使用許可が出れば、ワクチンは「大部分を」同所で製造するとしている。

ファイザーは、ドイツやベルギーなど数カ国でワクチンを製造している。

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モデルナ製を発注している国

カナダは来年3月までに、モデルナのワクチン200万回分をまず手に入れる予定。合計では5600万回分を入手する。

イギリスはすでに700万回分のモデルナ製ワクチンを事前注文している。

欧州連合(EU)は先月、同ワクチンの安全性と有効性が確認された場合、8000万回分を購入する契約を発表した。契約には最大8000万回分の追加購入も含まれている。

英デューク大学によると、日本はモデルナのワクチンを5000万回分、韓国は2000万回分、スイスは750万回分、それぞれ購入する契約を結んでいる。

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