エチオピア北部、子ども230万人が支援断たれる 国連が警告

画像提供, Reuters
エチオピア北部ティグレ州で地元政党の軍事部門と連邦政府軍との武力衝突が続く中、同地域の子ども約230万人への人道支援が断たれていると、国連が警告している。
国連児童基金(ユニセフ)は15日、「難民や国内避難民が多くを占めるこれらの子どもたちの保護は(中略)優先されなければならない」との声明を発表した。
ユニセフはエチオピア政府との合意があるにもかかわらず、ティグレ州へのアクセスを拒否されていると主張している。
「(子どもたちへの)アクセスが遅れれば遅れるほど、子どもたちが置かれた状況は悪化することになる。子どもの栄養失調の治療に必要なすぐに食べられる栄養補助食品や、医薬品、水、燃料、そのほかの必需品が不足している」
そして、「我々は支援を必要としている全ての家族への、緊急の、持続的で無制限で公平な人道的アクセスを求める。彼らがどこにいようとも」と付け加えた。
エチオピア政府とティグレ州政府を担う政党「ティグレ人民解放戦線」(TPLF)はこの問題についてコメントしていない。
政府はティグレ州地域を制圧し、戦闘は終わったとしているが、ティグレ州政府を担う政党「ティグレ人民解放戦線」(TPLF)側は戦いは続いていると主張している。
この戦闘でこれまでに数百人から数千人もが死亡したとみられる。約5万人が隣国スーダンへ逃れている。
衝突の背景
エチオピアのアビー・アハメド首相は、政府軍の拠点が攻撃されたとし、今月4日に政府軍に対し、TPLFの軍事部門への攻撃を命令。両者の争いは激化した。
TPLFは長年、エチオピアの連立政権の有力な一員となってきた。しかし、アビー氏が首相に就任した2018年以降、同氏はTPLFの影響力を弱めようとし、TPLFは政党連合への参加を拒否した。







