米ニューヨーク州の死者3500人超える 新型コロナウイルス

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アメリカで特に新型コロナウイルス被害が甚大なニューヨーク州で4日、1日の死者数が630人と過去最多を更新した。州全体で確認された感染者はすでに11万3700人を超え、イタリア全土の感染者12万4600人超に近づいている。
州内で4日までに感染が確認された11万3704人のうち、6万3036人はニューヨーク市に集中している。州内の死者のほとんどはニューヨーク市内で亡くなった。
同州のアンドリュー・クオモ知事は、感染拡大は今後4日から14日の間にピークに達するとの見通しを示した。
州知事は定例記者会見で、人工呼吸器がさらに必要で、調達方法を模索していると説明。1000台を提供した中国政府や140台を提供した米西岸オレゴン州などに感謝した。また、ニューヨーク市マンハッタン地区でベッド数2500床の新しい病院が、他の病院で収容しきれない患者を受け入れることになり、これは連邦政府の資金・機材で運営することになると話した。
知事はさらに、ニューヨーク市内の感染者・死者の増加の伸びは鈍化しつつあるが、近隣のロングアイランド地区での増加が懸念されると説明した。
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ドナルド・トランプ米大統領は4日の定例会見で、来週はアメリカの感染被害が「おそらく一番厳しいものになる」と言い、「残念ながら大勢が死亡する」と国民に覚悟を求めた。
トランプ氏は、ニューヨーク州をはじめ各州の取り組みを支援するため、連邦政府として「数千人の兵士、医療従事者、各分野のプロ」を投入すると発表。「軍関係者1000人」をニューヨーク市に派遣すると明らかにした。
米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、アメリカ全体の感染者は日本時間5日午前の時点で31万1300人超と、2位のスペイン(12万6000人超)を大きく引き離している。
同集計によると、世界全体の感染者は120万人を超え、6万4700人以上が死亡した。一方で、24万6000人以上が回復したという。


国際的なマスク争奪戦
新型コロナウイルス対策について定例となったホワイトハウスでの会見で、トランプ氏は国内のマイク製造会社3Mを名指しし、外国に売るのではなく「この国の面倒を見るべきだ」と批判した。
トランプ大統領は朝鮮戦争時代の国防生産法にもとづき、米企業が何を製造しどこへ供給するか大統領が決定できる権限を発動。米企業はアメリカ国内への供給を優先させるよう命令しているほか、米製医療器具や個人用防具のカナダへの輸出を禁止した。
3M製のマスクについては、ドイツ・ベルリンの市政府が、ベルリン警察が発注した20万枚がタイ・バンコクの空港で没収され、ベルリンに届かなかったと明らかにし、おそらくアメリカに送られたのだろうと指摘。米政府の行為は「現代の海賊行為」にあたると批判し、米政府は国際通商のルールを守るべきだと強調した。
これについて記者会見で質問されたトランプ氏は、「現代の海賊行為」にあたるという非難を一蹴した。
しかし、アメリカが国際市場でマスクなど医療品を買いあさっているという批判はフランスからも出ており、各地の首長は自分たちが発注した医療品について米企業が値段を上乗せして横取りする事態が相次いでいると批判。
イル・ド・フランス地域圏の ヴァレリー・ペクレス知事は、自分たちが注文したマスクを米企業が3倍の値段で即金で買うと提示し、横取りしてしまったと明らかにした。


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