イギリスの3Dプリンター所有者、マスク作製を開始 医療従事者から11万枚受注

画像提供, 3DCrowd UK
新型コロナウイルスの感染が拡大し、医療現場でのマスク不足が問題になっている。こうした中、3Dプリンターの所有者約1400人が、英国民保健サービス(NHS)のために顔を覆う「フェイス・シールド」を作製すると約束した。
緩和医療が専門のジェイムズ・コクソン医師の呼びかけで始まった団体「3DCrowd UK」は、ほかにも企画の参加者を募集している。
同団体によると、すでに数千枚のマスクを3Dプリンターで作製し、病院やかかりつけ医、薬局、救急隊員、ソーシャルケアの現場に寄付したという。
新型ウイルス対策の最前線に立つ各地の医療従事者は、個人用防護具(PPE)が不足しているため、自分たちが危険にさらされていると訴えている。
ボランティアや寄付を募る
「3DCrowd UK」のジェン・アシュリー氏は、「病院や医療従事者のためにフェイス・シールドを作るプロジェクトに参加してくれるよう、イギリスで3Dプリンターを持つ全員に参加を求めている」と述べた。
「マスクの配布を手伝ってくれるボランティアや、材料費や配送費をまかなうために企業や一般からの寄付も必要だ」
同団体は、クラウドファンディング・プラットフォーム「GoFundMe」で4万ポンド(約530万円)の資金提供を呼びかけるキャンペーンを立ち上げ、現時点で2万ポンドほど集まっている。
同団体のウェブサイト上でボランティア登録すると、マスク用のヘッドバンドの作製方法について指示が送られてくる。
その後、ヘッドバンドを梱包して本部に送るとマスクが組み立てられる。この段階で、透明のプラスチックフィルムも組み合わされる。
医療従事者は「3DCrowd UK」ウェブサイトを通じてフェイスシールドを発注できる。これまでに約365件、11万枚分の発注があった。
英政府は未承認
英政府やNHSは、3Dプリンター製のフェイスシールドを正式に承認はしていない。BBCは政府とNHSにコメントを求めたが、いまのところ回答はない。
しかし、「3DCrowd UK」のアシュリー氏によると、チェコ共和国では3Dプリンター製の防護具を承認しているという。


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