香港当局、民主派メディアの創立者を逮捕、デモ参加などの容疑で

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香港で28日、民主派メディアなどを保有する著名起業家の黎智英氏(71)が、違法集会と脅迫の罪で逮捕・起訴された。
黎氏は、昨年8月31日に政府に無許可で行われた反政府デモ行進に参加したとされる。また脅迫罪は、2017年にジャーナリストと衝突したことに関連するものだという。
黎氏が創立したアップルデイリー紙は、香港自治政府や中国政府を繰り返し批判している。
このほか、民主派の政治家、李卓人氏と楊森氏の2人も、黎氏と同じ反政府デモに参加したとして逮捕された。
警察当局は、今回逮捕された3人は5月5日に東区裁判法院に出廷する予定だと発表した。
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新型コロナウイルスによる感染症(COVID-19)の流行を受け、香港では昨年6月から続く反政府デモが一時中断されているが、政府への怒りは今なお広がっている。
新型ウイルス流行以前は、毎週末に抗議集会が開かれ、活動家らが民主化や中国政府の影響力縮小を求めていた。
アップルデイリーによると、黎氏は自宅で逮捕され、九龍の警察署へ連行されたという。
警察は2018年にも、2017年のジャーナリストとのやりとりについて黎氏を事情聴取しているが、この時は捜査は進められなかった。
このジャーナリストは、アップルデイリーのライバル紙で、親中派とされる新聞オリエンタルデイリーに所属している。
黎氏は2009年の米誌フォーブスによると、資産総額6億6000万ドル(約725億円)で、香港政府に批判的なことで知られている。
かつて米紙ニューヨーク・タイムズのインタビューでは、「主流派は私を毛嫌いしている。トラブルメーカーだと思っているんだ」と話していた。








