【ラグビーW杯】 スコットランド、ロシアを圧倒しボーナス点 日本に詰め寄る

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ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は9日、1次リーグA組の試合が小笠山総合運動公園エコパスタジアム(静岡県袋井市)であり、スコットランド(世界9位)が61-0の大差でロシア(同20位)を退けた。ボーナスポイントも獲得し、決勝トーナメント進出に望みをつないだ。
ここまで1勝1敗のスコットランドにとっては、1次リーグ突破のために負けられない試合だった。さらに、是が非でもボーナスポイントを収め、上位2チームとの差を縮める必要があった。
この勝利でスコットランドは、A組3位のままだが、1位日本と勝ち点で4点差、2位アイルランドとは1点差に詰め寄った。13日に8強入りをかけて日本と最終戦を戦う。
開始直後は互角だったが
スコットランドは日本戦を4日後に控え、主力メンバーをいかに温存するかが課題だった。そのため、若手を軸に大幅にメンバーを入れかえた。
一方、ここまで3連敗のロシアは、これが1次リーグ最終戦。必勝を期して最終戦に望んだ。
試合はふたを開けると、開始10分頃までは比較的イーブンに進んだが、その後は一方的な展開になった。
スコットランドは前半13分、敵陣22メートルライン内、ゴール正面でのスクラムを起点に、右サイドへとパスを展開。SOアダム・ヘイスティングズは、パスを出すと見せかけて複数の相手をかわし、トライを奪った。
その4分後にはまたもヘイスティングズが、自分で蹴り出したボールを、敵のミスにも助けられグラウンディング(ボールの接地)に成功。この2本のトライとも、自らコンバージョンキックも決め、14−0とロシアを一気に引き離した。
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インターセプトからトライ
ロシアは、前回のアイルランド戦に比べれば、はるかにいいプレーを見せた。
フォワード陣が粘り強く縦方向へ進みながら、得意のライン攻撃でチャンスを狙う場面もあった。また、自陣深くまでキックで押し込まれながらも、懸命な守備で相手を押し戻していた。
ただ、前半22分の場面は、ロシアにとって大きな痛手となった。
ロシアは自陣ゴール手前のラインアウトから、左にパスを展開。キックのチャンスをうかがった。ところがSHジョージ・ホーンにインターセプトされ、そのままトライを奪われたのだ。
コンバージョンキックも決まり、スコアは21-0にまで開いて、ハーフタイムとなった。
ボーナスポイント獲得
後半はスコットランドが、層の厚さを見せつけた。鍵となったのは、機動力に勝る若きバックス陣だった。
まず後半4分、WTBダーシー・グレアムが、自陣22メートルライン付近でボールをキャッチ。そのままぐんぐん加速しながら相手を縫うようにかわし、敵陣22メートルラインを突破。最後はホーンがゴール左にトライを決めた。
これでスコットランドは、待望のボーナスポイントを獲得した。

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後半10分には、敵陣22メートルライン付近でのモールで相手を押し込み、密集から抜け出したHOジョージ・ターナーがゴール右にトライ。
その5分後、右隅のインゴールに蹴り出されたボールを、WTBトミー・シーモアが抑えた。
そのさらに3分後には、左のタッチライン沿いでパスをつなぎながら、ホーンがゴール左隅にハットトリックのトライを決めた。
わずか10分も経たぬうちの3トライだった。スコアは47-0に広がった。
トライ重ね得失点差広げる
試合終了間際にも、スコットランドはしたたかに追加点を奪った。
後半34分にFLジョン・バークリーが、37分には交代出場したHOスチュアート・マキナリーが、立て続けにトライ。
スコットランドは後半だけで6つのトライと、5つのコンバージョンキックを成功させた。
ロシアは終盤間際に必死の反撃を試みた。だが奮闘むなしく、勝ち星に恵まれぬまま大会を後にすることになった。

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