インドのトラ、急速に増加 狩猟禁止で3千頭まで回復

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インドでトラが増えている。保護活動のかいあって、4年前に比べると3割以上増加。3000頭近くに上っている。
ナレンドラ・モディ首相は29日、2014年に2226頭だったインド国内のトラが、2018年には2967頭に増えたと発表した。
また、同国が「トラにとって最大かつ最も安全な生息地の1つ」だと述べた。
現在、世界中のトラの約7割が、同国内に生息しているとみられている。
森を歩き回って調査
インドは4年ごとにトラの生息数を調査している。森林管理の当局者や科学者たちは長い時間、苦労して50万平方キロメートルの広大な範囲を歩き回り、トラが生息している証拠を集める。
モディ氏は29日、「発表されたばかりのトラ生息調査の結果は、インド国民全員と自然を愛する人全員を幸せにするだろう」とツイートした。

また、「9年前、トラ生息数を2022年に倍にする目標がサンクトペテルブルクで設定された。我々はその目標を4年早く達成した」と続けた。
法律と保護区を整備
ある推計によると、1875年から1925年の間だけで、インドで約8万頭のトラの命が奪われた。賞金目当てやスポーツとしての狩猟が広がり、皇帝や側近たちが銃や槍(やり)、網、わな、毒を使って、何千頭ものトラを殺した。
その結果、トラの生息数は1960年代までに急激に減少した。
状況を変えたのは、トラ保護活動の効率化を目的とした、政府のさまざまな取り組みだったといわれる。

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1972年に狩猟を禁止する法律を施行。トラを殺したり捕まえたりすることは、トラに問題がある場合でも、実質的に違法とした。国際的な圧力のもと、森林保護員の増員や保護区の整備などへの支出を増やした。さらに、生息地に近い村の住民たちの意識を向上させた。
効果は2006年に表れ出した。以来、トラの生息数は増加傾向が続いている。
人間との事故を防ぐために
一方で、人間が襲われることも増えている。
原因の1つが、トラの頭数に対して、生息に適した森林が不十分なことだ。
ある推計によれば、インドにはトラが生息できる森林が計30万平方キロメートルあるが、トラは現在、そのうちの約1割に集中しているという。そのため食料不足が起こり、食べ物を求めたトラが人里に出てきて人間と遭遇するケースが生じている。
そのため、トラが生活しやすい保護区の拡大が重要となっている。拡大を進めない限り、現在の保護区や森林、プランテーションの近くでトラと遭遇する事案は増えるだろうと、保護活動家たちは指摘している。









