【ウィンブルドン】 屋根、タイブレーク、敬称……今年からの変更点

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青々とした芝生、白いウェアの選手、ミルクのかかったイチゴをかじりながら見入る観客……。ウィンブルドン選手権の会場、オールイングランド・クラブで、7月が来るたび繰り返される光景だ。だが、伝統を重んじるイギリスの大会に今年、大きな変革が――。
屋根がついた
テニスの大会泣かせといえば雨。
だが今年は、1番コートに開閉式の屋根がついた。
これでセンターコートと1番コートでは天候に左右されず、午後11時まで試合を続けられるようになった。
この屋根、5月にお披露目となったが、当日は格好の雨。すぐにその価値を発揮した。
ウィンブルドンの公式ツイッターは、「2つめの屋根をつけることができてよかった」と自賛している。

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マラソン試合は解消
ウィンブルドン名物の1つだったのが、永遠に終わらないのではないかと思わせた最終セット。
昨年までは6-6となった場合、タイブレークはせず、2ゲーム差がつくまで勝敗は決しなかった。そのため、2010年には70-68という驚異的なスコアが誕生。3日がかりでやっと勝負がついた。
しかし今大会から、タイブレークを導入。ただし最終セット6-6からではなく、12-12になった時点で開始される。

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これで超ロングマッチとおさらば、となる可能性は高い。しかしタイブレークを制するには、2ポイント差以上をつけなくてはならない。なので、理屈上はいつまでもタイブレークが続く可能性も……。
敬称を廃止
女子テニスの試合では、ゲームやセット、試合が終わるたびに、審判が「ゲーム、ミス(Miss)○○」、「ゲーム・アンド・セット、ミセス(Mrs)○○」などと、名前の前に敬称をつけて、どちらが取ったのかをアナウンスする大会が過去にみられた。
しかし、女子選手だけ結婚しているかどうかで呼び方を区別するのはいかがなものか、という声の高まりを受け、ウィンブルドン以外の大会では、ほとんど敬称使用はみられなくなっていた。
そしてついにウィンブルドンも、今大会から敬称を廃止する。
オールイングランド・クラブの広報担当者は、「時代とともに前進しないと」と話している。
ますますグリーンに
そのままでも芝生がいっぱいで環境にやさしい「グリーンな」ウィンブルドンだが、今年は一段とグリーンの色彩が濃くなった。
会場で販売される飲料水のボトルに、100%リサイクル可能な素材だけを使うようになったのだ。
選手たちのラケットをくるんでいたビニール袋も4500枚削減された。これは、ガット張りの過程が改善されたことによる。
朝が早くなった
早起きが得意な人には朗報。毎日の最初の試合の開始時間が30分早まって、午前11時ちょうどになった。
ただし、センターコートと1番コートはこれまでどおり。試合開始は午後1時だ。
車いすの部が正式競技に
昨年の大会では、車いすの部がエキシビションマッチとして開かれた。
それが今年は、シングルスとダブルスが男女共に正式競技となった。











