フェイスブック、白人国家主義的コンテンツを禁止に NZ銃撃映像受け

画像提供, Getty Images
米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は27日、来週からフェイスブックやインスタグラム上での「白人国家主義(white nationalism)や白人分離主義(white separatism)を賞賛・支持」する投稿を禁止すると発表した。
また、テロリストグループによるコンテンツを識別してブロックする技術を強化すると約束した。
今後、ユーザーが不快な表現を検索すると、極右の過激派に対抗する慈善団体へと誘導されるという。
今月15日に発生したニュージーランド・クライストチャーチでのモスク(イスラム教の礼拝所)銃撃事件では、銃撃犯が自分の犯行の様子を撮影し、フェイスブックでライブ配信した。これを受け、SNS業界は対応を迫られている。
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フェイスブックはこれまで、複数の白人国家主義的なコンテンツを人種差別とは見なさず、許可してきた。その中には、白い民族国家の樹立への呼びかけも含まれていた。
フェイスブックは白人国家主義について、「アメリカ人の誇りやバスクの分離主義といった、人々のアイデンティティーにおける重要な部分」と同等に許容できる表現形式だと考えていたと述べた。
しかし27日の声明では、「市民組織や教育機関のメンバー」との3カ月間の協議の結果、白人国家主義を白人至上主義(white supremacy)やヘイト(憎悪)団体から「意味を持って切り離す」ことはできないことが判明したと述べた。
「郵便配達人」ではない
ニュージーランドでの銃撃事件後、複数の各国首脳がソーシャルメディア企業に対し、過激派による投稿にさらなる責任を負うよう求めた。
ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相は、共有される内容についてソーシャルネットワーク側が潜在的に持つ責任について触れ、ソーシャルネットワークは「パブリッシャーであり、単なる郵便配達人ではない」と述べた。
フェイスブックは19日、犯行動画のライブ配信中の視聴回数は200回未満だったと明らかにした。動画が削除されるまでに合計で約4000回も視聴されていたという。
同社は最初の24時間のうちに、世界中で問題の動画を約150万本削除したが、そのうちの約120万本はアップロードの最中にブロックされたと発表した。
銃撃動画の投稿をめぐっては、フランスのイスラム教徒団体がフェイスブックとユーチューブに訴えを起こしている。
動画の共有を阻止する動きは広がっている。米掲示板サイトのレディットは、「watchpeopledie(人が死ぬのを見る)」と名付けられた掲示板に動画が投稿されたため、この掲示板を禁止した。
米ゲーム関連会社のヴァルヴは、銃撃犯を祝しているとみられる100以上の投稿を削除したという。









