米アカデミー賞、今年は司会者なし 候補は過去の差別発言で辞退

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今年の第91回アカデミー賞授賞式が、公式司会者を置かずに開催されることが明らかになった。司会者不在の授賞式は過去30年で初めて。
授賞式を中継するABCエンターテインメントのキャリー・バーク社長は、2月24日に開かれる授賞式には司会を置かず、「トロフィーを渡すプレゼンターのみが次々と登場する」と述べた。
アカデミー賞授賞式の司会は、アメリカのショービジネス界で最も難しい役とされる。
米映画芸術科学アカデミーは昨年12月にいったん、米コメディアンで俳優のケヴィン・ハート氏を司会者に選んだものの、過去の同性愛嫌悪的なツイートが問題となり、ハート氏は司会を辞退した。
ハート氏は、自分が賞の邪魔になるのは望んでいないと述べ、「人を傷つけてしまったことを申し訳なく思う」と謝罪した。
その後、ABCエンターテインメントは代役探しに苦労していたと報じられていた。
バーク社長は、今回の決定はハート氏の辞退の後に決まったと説明し、司会をめぐる「ミステリー」がこれほど注目されたのは、多くの視聴者が授賞式に興味をもっていることの表れだと、高視聴率を期待した。
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アカデミー賞では過去にも司会のいない授賞式が何回か行われている。最後に司会者がいなかった1989年の授賞式は、プレゼンター役で次々と登場する著名人が目立つようにという製作意図だったが、その内容は多く批判された。
とりわけ、式典の冒頭で俳優ロブ・ロウがディズニーの白雪姫姿の女優とデュエットを歌った一番は、後にウォルト・ディズニー社が著作権侵害でアカデミーを訴える騒ぎに至った。

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アカデミー賞の司会役をめぐっては、過去にも複数の司会について問題が指摘され、議論になった。米エンタメ誌ハリウッド・リポーターは「ハリウッドで最も希望者が少ない仕事」と呼んでいる。
ハート氏の差別発言をめぐる問題は、作品賞受賞者の書かれた封筒が取り違えられるハプニングや、受賞者の人種の偏りを指摘する「#OscarsSoWhite(アカデミー賞はあまりに白い)」運動、人気作品部門の設置延期など、アカデミー賞は近年、直面している難しい局面の中で起こった。









