雅子さま、55歳に 感想発表で皇后となる不安や健康についても

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日本の皇太子妃雅子さまは9日、来年5月に皇后となることについて「心許(こころもと)ない」と不安を示す一方、日本国民のために力を尽くすと、文書で発表した。
現在84歳の天皇陛下は、年齢と健康を理由に、皇太子さまに天皇位を譲ることが決まっている。
雅子さまは長年、ストレス性の適応障害を患っているが、徐々に回復してきており、より多くの公務を行いたいと意欲を示した。
雅子さまは米ハーバード大学と英オックスフォード大学で学び、1993年のご成婚前には外交官としてのキャリアが約束されていた。
BBCのアジア・アナリスト、マイケル・ブリストウ記者は、雅子さまが非常に保守的な皇室での生活に悩まされてきたと解説した。
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雅子さまはこの日、55歳の誕生日を迎えて感想を発表。「この先の日々に思いを馳(は)せますと、私がどれ程のお役に立てますのか心許ない気持ちも致します」と書いた。
「国民の幸せのために力を尽くしていくことができますよう、研鑽(けんさん)を積みながら努めてまいりたいと思っております」
また、天皇陛下が譲位する前の最後の年になることに触れ、「深い感慨」と「寂しさ」を感じていると書いている。
雅子さまの治療に当たる東宮職医師団によると、雅子さまはストレスを原因とし、うつや不安と関連がある「適応障害」を患っている。
雅子さまは、自身の健康についてはゆっくりと回復していると述べ、「少しずつ果たせる務めが増えてきましたことをうれしく思っております」と書いている。
東宮職医師団は別の声明で、雅子さまが治療を続け、過度の圧力にさらされないことが大事だと発表した。
「(雅子さまは)依然としてご快復の途上にいらっしゃって、ご体調には波がおありです」
「一生全力でお守りする」

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皇太子さまと雅子さま(旧姓・小和田雅子さん)は1986年、スペインの王女を招いたパーティーで出会ったと伝えられている。
数カ国語が堪能な雅子さまは、外交官試験に受かったばかりだった。
雅子さまは当初、皇室に入ることをためらっていたものの、1993年に皇太子さまとの結婚を承諾した。
雅子さまは後に、皇太子さまの「皇室に入られることにはいろいろ不安もおありでしょうけれども、雅子さんのことは僕が一生全力でお守りしますから」という言葉で結婚を決めたと話している。
ご夫妻は男子の後継者を期待されていたが、2001年に娘の愛子さまを授かった。
2004年、皇太子さまはメディアに対し、雅子さまが皇室の環境に適応するために「疲れ切ってしまって」いると発言。雅子さまのキャリアや人格を「否定する動き」があったと皇室関係者を非難した。
その後、10年間にわたって雅子さまは公の場にあまり姿を現さなかったが、近年には前より多くの公務に参加している。

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