豪副首相が辞任 元側近との不倫報道のなか

画像提供, Reuters
オーストラリアのバーナビー・ジョイス副首相が23日、辞任した。元側近との不倫について報道が続くなかでの辞任となった。
ジョイス氏は国民党の党首も辞任。国民党は、マルコム・ターンブル首相率いる自由党と連立政権を組んでいる。
閣僚としてふさわしくない行動をしたとの批判を集めていたジョイスに対して辞任を求める声が上がっていたが、ジョイス氏はこれまで辞任しない考えを示していた。
オーストラリアでは過去2週間以上、ジョイス氏の不倫をめぐる報道が盛んに出ていた。
ジョイス氏は辞任の決断について、家族や新たなパートナーにとって現在の状況からの「心機一転」になると語った。
ジョイス氏は記者団に対し、「さまざまな問題の雑音を遠ざけなくてはならない」と語った。
ジョイス氏の辞任表明から間もなくターンブル首相は声明を出し、ジョイス氏は「オーストラリアの過疎地および地方の強力な擁護者」だと、感謝の言葉を述べた。
ジョイス氏はツイッターで、「月曜日(23日)の朝、国民党の党首とオーストラリアの副首相を辞任する。私を支持してくれた人々、特に(地元選挙区の)ニューイングランドの人全員に感謝したい」と述べた。
ジョイス氏はどんな人物か
ジョイス氏は、2004年に連邦議会に初当選して以来、常に注目されてきた。たとえば、2015年には、米俳優ジョニー・デップ氏と当時の夫人がペットの犬を検疫を通さずオーストラリアに入国させたため、犬を殺すと脅したことが話題となった。
ニュージーランドとオーストラリアの二重国籍が昨年判明した際に一時的に議員を失職したことも、耳目を集めた。
辞任の圧力
ジョイス氏は、メディア顧問を務めていたビッキー・キャンピオン氏との関係についての新聞報道をきっかけに、「うんざりするほど多くの疑惑」(ジョイス氏)に、何週間にもわたって直面していた。ジョイス氏は閣僚としての行動規範に違反したとの批判を繰り返し否定してきた。
野党は、自由党内で非公募の2つの役職にキャンピオン氏が就いたことや、事業家から無償で住居を提供されたことなどを問題視した。
また、別の女性による性的ハラスメントの訴えがあったものの、ジョイス氏は強く否定している。







