150人以上が行方不明 カリフォルニア州山火事で

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米西海岸カリフォルニア州北部で8日に発生した大規模な山火事で、150人以上が行方不明になっていることが10日までに明らかになった。地元警察が述べた。
サンフランシスコ北のワイン生産で知られる地域を襲った山火事で少なくとも15人の死亡が確認され、1500棟以上の住宅が焼け落ちている。
死者のうち9人はソノマ郡の住民。最も被害が大きかったのは同郡サンタローザ市で、地区全体が全焼した場所もある。
ソノマ郡の保安官事務所は155人が行方不明となっていると述べた。ただし、避難の混乱のために行方が分からなくなった可能性があるという。
警察によると、隣接するナパ郡で100歳のチャールズ・リッピ―さんと98歳の妻、サラさんが山火事の犠牲になった。
今回の山火事は、カリフォルニア州で過去最悪の犠牲者を出しており、煙は約100キロ離れたサンフランシスコにも影響を及ぼしている。
カリフォルニア州森林保護・防火局のキム・ピムロット局長は10日、BBCの取材に対し、17カ所以上の火災で過去24時間中に合計11万5000エーカー(2万6000ヘクタール)が延焼したと語った。
ピムロット局長は、消防当局は行方不明者の居場所の把握に努めているものの、死者数は増える可能性があると述べた。
同局長は、「(行方不明者が)家族や友人と一緒にいるか、避難して町を離れたために連絡が取れないだけだと、強く願っている」と語った。
「だが、火はあまりに早く広がった。じっくり調査できていない場所がまだ何十万エーカーもある」

一方、火を煽っていた風が弱まり、消防隊による消火活動が容易になったとの朗報もある。
サンタローザ市ではヒルトンホテルとトレイラーハウスが並ぶ地域が焼け落ちた。当局によると、ソノマ郡では何万人もの住民が避難した。
ナパ・バレー・ワイン醸造者協会によると、少なくとも4つのブドウ園が「完全もしくは相当部分が焼失した」という。このほか9カ所で一部の建物やブドウ畑が被害に遭っている。

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被災地では9万1000棟の住宅や事業所が停電している。
カリフォルニア州のジェリー・ブラウン知事は、ソノマやナパを含む7つの郡に非常事態宣言を発令した。
ドナルド・トランプ米大統領も緊急災害地区の指定を承認した。連邦政府から復旧支援予算が割り当てられる。







