仏議会、マクロン陣営が圧倒的過半数

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フランス総選挙(下院・国民議会選)が18日、投開票され、エマニュエル・マクロン大統領率いる新党「共和国前進」が、連携する「民主運動」と共に圧倒的多数を獲得した。開票作業をほぼ終えた段階で、定数577のうち300以上の議席を獲得する見通し。2012年の前回選挙に比べて投票率は下がり、予想されたほどの大差にはならなかった。
今月11日の第1回投票に続く、18日の決選投票の投票率は推計約42%と、5年前の前回選挙からの大幅な低下が目立った。選挙を取材する特派員らは、マクロン大統領を支持しない人々が投票に行くのを諦めたためではないかと指摘した。
エドゥアール・フィリップ首相は投票率が低かったことを認めたが、新党がフランス全体のために働くと約束した。
選挙結果の概要
「共和党前進」と「民主運動」が下院で過半数の289を大幅に上回る議席を得たことで、右派、左派両方の従来の政党に大きな打撃となった。
共和党などの保守派は125~131議席となり、大きな野党勢力を形勢できるが、選挙前の200議席からは議席を減らしている。
過去5年間政権の座にあった社会党などの勢力は、わずか41~49議席となる見通しで、過去最低の獲得議席数になる見通し。
15議席を目標としていた極右の国民戦線(FN)は8議席を獲得した。
FNを率いるマリーヌ・ル・ペン氏(48)は仏北部のエナン・ボーモン選挙区から出馬し初当選。エナン・ボーモンは炭鉱で栄えた町だったが、現在は経済の停滞に苦しんでいる。
ル・ペン氏と共に下院選に出馬したFN副党首を含む党の最高幹部2人は落選した。

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「共和党前進」の政策
マクロン氏が選挙戦中に示した主な政策は以下の通り。
- 財政支出を今後5年間で600億ユーロ(約7兆4500億円)削減
- 公務員の数を12万人削減
- 労働市場や公務員の手厚い年金制度の改革で、官民格差を解消
マクロン氏の新党から出馬した候補たちは、元闘牛士からルワンダ難民、数学者まで多彩な顔ぶれとなった。
マクロン氏はさらに、候補者の選定で男女差をなくすと表明し、結果として立候補者は男女ほぼ同数となった。

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