メキシコ各地で大規模デモ トランプ米大統領の移民政策に抗議

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メキシコ各地で12日、数万人が参加する大規模デモが行われ、ドナルド・トランプ米大統領の移民政策や国境での壁建設計画に抗議した。
デモはメキシコ国内の十数都市で開かれた。白い服装のデモ参加者らは、メキシコ国旗やトランプ氏に抗議するプラカードを掲げて行進した。
デモの主催者らは、トランプ氏の政策に反対する点でメキシコ国民が団結しているのを示したかったと述べた。
デモ参加者はさらに、メキシコのエンリケ・ペニャニエト大統領が汚職撲滅や暴力の抑制に十分な対応をしてこなかったと非難した。
参加者のひとり、マリア・アンパロ・カサールさんは、トランプ氏の移民政策が「国際社会の脅威」になっていると語った。「アメリカは移民によって作られた国で、今も移民によってできている。そのことを忘れるべきじゃない」。

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首都メキシコシティで行われたデモでは、「トランプさん、メキシコを団結させてくれてありがとう!」と書かれた横断幕が掲げられていた。
トランプ大統領が推し進める、メキシコとの国境に壁を建設する計画は、メキシコ国民の反発を招いている。壁の建設費をメキシコに負担させるとトランプ大統領は主張しているが、ペニャニエト大統領は拒否。ペニャニエト大統領は、「メキシコは壁を否定する」と述べた。
トランプ大統領は、先月の就任式の数日後に、メキシコ国境に「通過不能な物理的な壁」の建設を命じる大統領令に署名し、建設費はメキシコに後で払わせると強調した。
トランプ大統領は、「過去にないほど急増している」中米からの不法移民の流れを止めるために必要だと繰り返し主張している。
メキシコ国境に2000マイル(約3200キロ)の壁を建設する計画は、トランプ氏が昨年の大統領選で公約した主要政策の一つ。

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トランプ政権による不法移民の摘発強化を受け、米国内に住むメキシコ人の間では国外退去の不安が広がっている。
トランプ大統領は先週9日、犯罪に関与した不法移民の国外退去を目的とする、犯罪や麻薬カルテルに焦点を置く3つの大統領令に署名した。







