アース・ウィンド・アンド・ファイアーのホワイトさん死去

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米ソウルグループ、アース・ウィンド・アンド・ファイアーの創設メンバー、モーリス・ホワイトさんが3日、ロサンゼルスで亡くなった。パーキンソン病を患っていたホワイトさんは、就寝中に死亡したと弟が明らかにした。74歳だった。
「リース」という愛称で親しまれたホワイトさんは、1992年にパーキンソン病と診断された。1995年には健康問題のため、ツアーに参加するのを中止。数カ月前から症状が悪化していたという。
グループの一員だった弟のバーディン・ホワイトさんは4日、「兄でヒーローで親友のモーリス・ホワイトが昨夜、就寝中に安らかに亡くなりました」とAP通信に明らかにした。「世界はまたひとり、偉大な音楽家で伝説を失いました。私たち家族は、自分たちの人生が一変してしまうこの辛い変化に対応していくなか、プライバシーを尊重してくださるようお願いします。祈りと温かいお言葉をありがとうございます」とコメントしている。
アース・ウィンド・アンド・ファイアーは「セプテンバー」、「ブギー・ワンダーランド」、「シャイニング・スター」、「アフター・ザ・ラブ・ハズ・ゴーン」などをヒットさせた。アルバム売上総数は9000万枚以上。

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ホワイトさんは2000年にAP通信に対して、アース・ウィンド・アンド・ファイアーの音楽をただ楽しんでもらうのではなく、インスピレーションを受けてもらいたいと話していた。
「それが目的のすべてでした。若い人たちに、自分を信じて、自分の思ったことをやり通してもらう、そのきっかけになりたかった」、「自分たちの曲で大勢の人に何かを感じてもらうことができた」とホワイトさんは、グループの音楽を振り返っていた。
セッション・ドラマ―だったホワイトさんは1960年代後半、シカゴで「ソルティー・ペッパーズ」というバンドを結成。その後、弟のバーディーン以外の全員と別れてバンドを解散し、ロサンゼルスに移住した。新しいバンドを作り、自分のホロスコープ(占星術)にとって重要な三大要素「土、風、火」を並べて「アース・ウィンド・アンド・ファイアー」と命名した。
初期のヒット曲の多くは、フィル・ベイリーさんの明るいファルセットの高音ボーカルが特徴的だった。
バンドはおそらく、ジャズとファンク、ゴスペルとビッグバンドを組み合わせた華やかでアップビートな曲調が最も有名で、コンサートでは派手な衣装や極彩色の照明できらびやかな演奏を繰り広げた。
スーパーボウルやホワイトハウスなど、数々の華やかな大舞台に登場した。
人気絶頂の頃、ホワイトさんは米誌ニューズウィークに対し、「後ろ向きな社会に生きている。美しいものや愛など見えないという人がほとんどだ。自分たちの音楽は、それに対する治療薬なんだと思っている」と話していた。





