フィリピン中部セブ島沖でM6.9の地震、少なくとも69人死亡

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フィリピンの災害対策当局によると、同国中部セブ州のセブ島沖で9月30日午後10時(日本時間同午後11時)ごろ、マグニチュード(M)6.9の地震があり、1日までに少なくとも69人の死亡が確認された。
人気観光地セブ島があるセブ州では、建物や教会が損壊し、道路や橋に亀裂が入った。州当局は1日、災害非常事態宣言を発令した。
フィリピン国防省の市民防衛局(OCD)の幹部によると、死者のうち30人は、震源地に近いボゴ市で確認された。そのうち7人は、12年前に死者6000人以上を出した台風ハイヤンの被災者用に造成された村の住民だった。
セブ州のサン・レミジオで22人、メデジンで10人、トゥボゴンで5人、ソゴドとタブエランで各1人が死亡したとされる。人数は今後、変わる可能性があるという。
緊急対応当局者によると、サン・レミジオでは地震発生時、バスケットボールの試合が開かれていた。会場にいた約20人が病院に運ばれ、少なくとも1人が死亡したという。
フィリピンは多くの島で構成されており、災害による死者数などは、首都マニラの中央政府の災害当局が発表することになっている。厳重な確認を経るため発表まで時間がかかる場合が多く、今回も犠牲者が一気に増える可能性がある。
行方不明者の人数は明確ではない。被災地では、救助隊が倒壊した建物のがれきをかき分け、生存者を探している。当局は支援物資の配送や、電気・通信回線の復旧を急いでいる。
同州の火山当局によると、余震が600回を超えている。そうしたなか、負傷者らは病院の建物の外で治療を受けている。
被災地の住民らは、この夜は路上で寝たとBBCに話した。現地メディアの映像では、地震発生時、セブ市の路上では人々が混乱の中でしがみつき合っていた。
セブ市で夕食中だったというジェイフォード・マランガさん(21)は、「友人と閉店間際のフードコートにいたところ、バーンと衝撃がした。地球の回転が止まったかのようだった」とAFP通信に話した。テーブルの下に隠れたが、友人は軽いけがを負ったという。
セブ島の北西部に位置する離島のバンタヤン島で暮らすアグネス・メルザさん(65)は、地震で自宅の台所のタイルにひびが入るのを見たという。
「すべてが倒れてしまうかと感じた。初めての経験だった。近所の人はみんな家を飛び出した」と、メルザさんはAFP通信に話した。

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フィリピンは、地質学的に不安定な環太平洋火山帯に位置し、自然災害が起こりやすい。
太平洋を縦断する台風の通り道にもなっており、最近も台風18号と20号が上陸。別の熱帯性暴風雨も合わせた死者は計26人に上った。
国民からは、フィリピンの災害対策が低水準で、背景には汚職があるとして、怒りや抗議の声が上がっている。








