イスラエルの攻撃が11人殺害とガザ当局、トランプ氏の和平計画は今週初会合

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ジョール・ガンター記者(エルサレム)、フィオナ・ニモーニ記者(ロンドン)
パレスチナ・ガザ地区で15日朝、イスラエル軍の攻撃により11人が殺害された。ガザの民間防衛隊と医療当局が発表した。
パレスチナ赤新月社によると、ガザ北部のテント居住地への攻撃で少なくとも6人が殺害された。また、南部への別の攻撃で5人が殺害されたという。
イスラエル軍は、停戦違反に対する報復として「テロ組織の標的」を攻撃したと説明。イスラエル軍の管理地区に通じるトンネルから出てきた戦闘員を、殺害したと述べた。
イスラエルとガザの武装組織ハマスは、昨年10月10日の停戦発効以降、ほぼ毎日のように、互いの合意違反を非難している。
ガザの民間防衛隊は、今回の攻撃で11人が殺害されたと述べた。一方、アル・シファ病院の職員は、空爆とは別に発生した銃撃戦で12人目の死者が出たと述べた。
ハマスが運営するガザの保健省は、停戦が発効して以降、少なくとも600人が殺害されたと述べている。
地元当局によると、今月初めには、ガザ全域に対するイスラエル軍の一連の空爆で少なくとも32人が殺害された。

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「平和評議会」の初会合
こうしたなか、アメリカが仲介した和平計画の第2段階の実施に向けた準備が続いている。第2段階では、ガザの再建と完全な非武装化が進められる。
アメリカのドナルド・トランプ大統領は先月、和平計画を遂行する「平和評議会」の設置を発表。「平和評議会」は国連安全保障理事会から、ガザの境界の安全保障と、ハマスの非武装化を監督する組織の設立を承認されている。
また、戦後のガザ統治を担う技術官僚的な暫定的パレスチナ行政機構「ガザ行政国家委員会(NCAG)」の現場での活動も監督する。
「平和評議会」は19日にも米首都ワシントンで初会合を開く予定。
トランプ氏は15日、「平和評議会」の参加国がガザの復興に合わせて50億ドルの拠出を約束したと述べた。
トランプ氏はまた、自分のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、ハマスに対して武装解除に応じるよう改めて求めた。ハマスはこれまで、パレスチナ国家が樹立された後にのみ要求に応じると述べ、武装解除を拒否している。
先週には、「平和評議会」に参加するインドネシアが、停戦合意の第2段階の実施を支援するため、兵8000人をガザに派遣するという発表があった。
ハマスが主導する武装勢力は2023年10月7日にイスラエル南部を攻撃。約1200人を殺害し、251人を人質としてガザに連れ去った。
これを受けてイスラエルはガザへの軍事作戦を開始し、同地区の保健省によると、これまでに7万1820人以上が殺された。
イランの核計画めぐる協議も
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は11日に米首都ワシントンを訪れ、トランプ大統領とイランの核計画を抑制する方法について協議した。イランは核計画について一貫して「純粋に民生目的だ」と主張してきた。
ネタニヤフ首相は、イランのウラン濃縮活動を停止させ、弾道ミサイル計画を縮小させる合意を追求するよう、トランプ大統領に迫るとみられていた。
しかしトランプ大統領はその後、「最終的な合意には至っていない」と述べ、イランとの協議は継続すると述べた。
イランのマジード・タフトラヴァーンチ外務次官はBBCニュースに対し、17日にジュネーヴで追加の協議が行われると話した。匿名のアメリカ当局者も、ロイター通信に対して同じ日程を認めた。











