ロシアの攻撃で幼児3人と父親が死亡、妊娠中の母親も負傷 ウクライナ北東部ハルキウ

画像提供, Kharkiv regional military administration
ウクライナ北東部ハルキウ州で11日の夜から続いたロシアのドローン攻撃で、3人の幼児とその父親が死亡し、妊娠中の母親も負傷した。地元当局が発表した。
州の行政府トップであるオレフ・シネフボフ氏によると、ボホドゥヒウの町で家屋が攻撃を受けた際、2歳の双子の男児イワンちゃんとウラディスラフちゃん、1歳の妹ミロスラワちゃん、父親フリホリーさん(34)が死亡した。
幼児らの母親であるオルハさん(35)は軽いやけどを負ったが、命に別状はなかった。
厳しい寒波に襲われているウクライナをめぐっては今月、アメリカのドナルド・トランプ大統領がロシアのウラジーミル・プーチン大統領に対し、1週間の停戦を呼び掛けた。しかしその後、ロシアは連日、ドローンとミサイルによる攻撃を行っている。

画像提供, Ukraine's DSNS emergencies service/Kharkiv region
シネフボフ氏はソーシャルメディアに投稿した声明で、ロシアによるボホドゥヒウへの攻撃を「残虐だ」と表現した。
同氏によると、攻撃を受けた住宅にいた家族は、絶え間ない砲撃から逃れるため、ロシア国境近くの町から最近避難してきていたという。
「この家族が新しい場所で迎えた最初の夜だった」と、シネフボフ氏は述べた。
ウクライナ第2の都市ハルキウの北西に位置するボホドゥヒウは、ここ数日、ほぼ連日ロシアの攻撃を受けている。
地元当局によると、9日にもこの町で41歳の女性と10歳の少年が殺された。
また、東部ドネツク州のトップであるヴァディム・フィラシュキン氏は10日、ロシア軍がスラビャンスク市に7発の爆弾を投下したと、メッセージアプリ「テレグラム」で述べた。この攻撃では、11歳の少女を含む3人が死亡した。
こうしたなか、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ロシアが交通やエネルギー関連インフラを狙っているほか、過去最多の弾道ミサイルを使用することで、この地域への圧力を強めていると述べた。
ハルキウ州当局は、エネルギー情勢を受けて非常事態を宣言した。
これは、氷点下20度の気温のなかでウクライナのエネルギー部門に一時的な猶予を与えるためとされた「エネルギー休戦」が期限切れとなったことを受けた措置だ。
ウクライナ全土で数万人が深刻な停電に直面しており、多くの世帯で水道や暖房が利用できない状況だ。
ゼレンスキー大統領は、アメリカはロシアとの戦争を6月までに終わらせたい意向を示していると説明。ウクライナとロシアの双方が来週、アメリカでの協議に招かれていると述べた。
一方、ロシア南部のヴォルゴグラード州ヴォルジスキーでは、11日夜にウクライナのドローンによる大規模攻撃があったと報じられた。
地域トップのアンドレイ・ボチャロフ氏は、攻撃で集合住宅が損傷し、工場で火災が発生したと述べた。
ロシアは2022年2月にウクライナへの全面侵攻を開始した。











