インドネシアの学校崩壊、死者54人に 十数人が依然行方不明

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インドネシア東ジャワ州で発生した学校の建物の倒壊で、災害対策当局は6日、死者が54人に上ったと発表した。依然十数人が行方不明となっており、この日も救助隊が捜索を続けた。
同州の町シドアルジョにあるイスラム寄宿学校「アル・ホジニー」の2階建ての建物は、9月29日に倒壊。当時、中には礼拝のため生徒数百人がいて、ほとんどが10代男子だったとされる。
国家防災庁(BNBP)によると、学校倒壊による死者数は、インドネシアで今年発生した災害の中で最も多いという。がれきの下には今も13人が閉じ込められているとされるが、救助隊は捜索活動を6日で終了するという。
倒壊の原因については調査が続けられている。倒壊した建物は、2階分を建て増す工事が進められていた。一部の当局者は、基礎部分が不安定だったため、増築分の重さに耐えられなかったとしている。
BNBPのブディ・イラワン副長官は記者会見で、「2025年に発生したすべての災害の中で、自然災害か否かを問わず、シドアルジョでの倒壊ほど多くの死者が出た例はほかにない」と語った。
死者の中には、がれきの中から救出されたものの、搬送先の病院で死亡した少なくとも2人が含まれている。
アル・ホジニーはインドネシアで「プサントレン」と呼ばれる伝統的なイスラム寄宿学校の一つ。
多くのプサントレンは非公式に運営されており、厳格な規制や継続的な監視が行われていない。今回の増築工事に関して、許可を得ていたかは不明。
当局は先週、倒壊した建物の状態について、救助隊が身動きが取れる空間が非常に狭く、救助活動が難航していると説明していた。
生存者たちは、地元メディアに恐怖の瞬間を語っている。
ムハンマド・リジャルル・コイブさん(13)はデティク・ニュースに対し、最初に「岩が落ちる音が聞こえて」、その音が「どんどん大きくなっていった」と語った。
コイブさんはすぐにドアの方へ走り、なんとか逃げ出せたというが、屋根から落ちてきたがれきで負傷したという。







