上海のウォルマートで刃物襲撃、3人死亡 15人負傷

上海市内のパトカー(資料写真)

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画像説明, 上海市内のパトカー(資料写真)

中国・上海の小売店ウォルマートで9月30日夜、刃物を持った人物が買い物客らを襲い、3人が死亡、15人が負傷した。

警察は「リン」という姓の男性(37)を逮捕したと発表。「個人的な経済的問題をめぐる怒りをぶつけるため」に上海を訪れたと話しているとした。捜査は続いている。

現場は、上海市南西部の松江区にあるショッピングモール。同区は複数の大学がある人口密集地。

警察によると、3人が事件で負傷し、病院で死亡が確認された。ほかの人々は「命にかかわるような傷は負っておらず」、危険な状態ではないとみられる。

「そこらじゅう血だらけ」

目撃者の1人は、「そこらじゅう血だらけだった」とBBCに語った。

ショッピングモール「鹿都国際商業広場」の1階で宝石店を経営しているというこの男性によると、数十人の消防士と特殊部隊(SWAT)が施設内に入って来て、人々に避難するよう求めたという。

「何が起きているのか自分にはわからなかったが、突然、みんながパニックになって走っているのが見えた」

「誰もこんな経験なんてしたことがなかったし、みんな心の準備もできていなかった。(中略)このような予測しない出来事は恐ろしいし不安だ」

男性はまた、自分は「かろうじて」死を「免れた」と付け加えた。

中国のソーシャルメディア上では現在、この事件をめぐる発言が検閲されているとみられる。

ウォルマートは事件翌日の10月1日も、警備を強化したうえで営業した。

中国では銃器の所持が禁止されている。ここ数カ月は、刃物を使った襲撃事件が相次いでいる。

5月には雲南省南部の病院で刃物で2人が刺殺され、21人が負傷する事件が起きた。