イスラエル、ハマスやパレスチナの武装組織メンバー200人を逮捕と発表 尋問のため自国に連行と

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パレスチナ自治区ガザ地区でイスラム組織ハマスに対する地上作戦を続けるイスラエルは23日、この1週間でハマスとイスラム聖戦のメンバー200人を逮捕し、尋問のためにイスラエル領内に連行したと発表した。
イスラエル軍とイスラエル総保安庁(シンベト)が同日、新たな200人の容疑者に対する尋問すると共同声明で明らかにした。
声明によると、今回の動きは、ガザ地区での「テロ活動に関与した数百人の容疑者」の逮捕に続くもの。
容疑者の中には市民にまぎれて潜伏していた者や、自ら投降した者もいたとしている。
イスラエルはハマスの排除を目的とした軍事作戦とガザ侵攻を開始して以降、計700人のパレスチナ武装勢力メンバーを逮捕したとしている。
一方でハマスは、イスラエル軍の攻撃で殺害されている人のほとんどは女性と子供だとしている。
BBCはこれらの主張を検証できていない。
イスラエルはこれまで、民間人の犠牲者を出さないための措置を講じていると強調。ハマスが人口密集地に潜伏していることが、民間人の死亡につながっているとイスラエルは非難している。
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10月7日のハマスによる奇襲で、イスラエル側で約1200人が殺害され、約240人が人質に取られた。これを受け、イスラエルは報復作戦を開始した。
それ以降、ガザ地区では2万人以上が死亡し、5万3000人が負傷したと、ハマスが運営する同地区の保健省は発表している。
同省によると、23日だけで201人が死亡し、368人が負傷した。
国連はこれに先立ち、国連開発計画(UNDP)職員のイッサム・アル・ムグラビ氏(56)が妻と子供たち、そして親族70人以上と共に空爆で死亡したと発表した。
イスラエルによると、ガザ地区での戦闘で新たに兵士5人が死亡した。地上作戦開始後のイスラエル側の死者は144人となった。
ガザ中部の市民に避難命令

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ガザ空爆を続けるイスラエル軍は、ガザ市民に避難命令を出している。
イスラエル軍は23日には、ハマスの武装集団に渡す武器をガザ地区に密かに持ち込んだとイスラエルが主張するハッサ・アトラシュ氏を、イスラエル軍の戦闘機1機の攻撃で殺害したと発表した。ハマスはこれが事実だとは認めていない。
イスラエル軍は現在、ガザ地区北部をほぼ完全に制圧しているとして、南部での作戦を強化している。
国連によると、直近の避難命令で影響を受けたのは、ガザ地区中部の市民15万人。
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のガザ地区責任者、トーマス・ホワイト所長は、「ガザ市民は人間だ」、「彼らはゲーム盤の上にいる駒ではない。多くの人はすでに、何度か家を追われている」と述べた。
今回の避難命令は、中部のブレイジ難民キャンプからさらに南のデイル・アル・バラフへ向かうよう求めるもの。
こうした中、パレスチナの通信社WAFAは23日、ブレイジ難民キャンプが砲撃されたと報じた。北部ジャバリア難民キャンプと中部ヌセイラト難民キャンプなども同様の攻撃を受けた。
ロイター通信はジアドという名の医療従事者が、「安全な場所がなく」どこに行けばいいかわからないと話したと伝えた。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の上級顧問、マーク・レゲヴ氏はBBCに対し、ガザ地区で「ひどい苦しみ」が起きていることを認めつつ、こうした事態になっているのは同地区を拠点とするハマス指導部が現地の人々のことを「少しも気にかけていない」からだと語った。
この苦しみは「起こるべきものではなかった」が、10月7日のハマスの「宣戦布告」によってもたらされたのだと、レゲヴ氏は述べた。
BBCは戦場におけるすべての主張を独自に検証できていない。しかし今月初めには、ガザ地区北部で多数のパレスチナ人男性が下着姿でイスラエル兵に連行されたことを示す動画を確認している。










