ドイツとデンマークでハマス構成員逮捕、反ユダヤ主義のテロ攻撃準備と当局

画像提供, Getty Images
ドイツ当局は14日、ユダヤ教施設への攻撃計画に関わっていたとして、イスラム組織ハマスの構成員とされる4人を逮捕したと発表した。
検察によると、容疑者らは攻撃で使う可能性のある武器をベルリン市内に保管しようとしていたという。
デンマーク当局も、攻撃の準備をしていたとして、3人を逮捕したと明らかにした。同国の情報機関は、デンマークとドイツの捜査は直接つながってはいないとしている。
ドイツの検察は声明で、ハマスと関連のある容疑者3人をベルリンで、1人をオランダで逮捕したと説明。パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するハマスは、欧州各国でテロ組織に認定されている。
現地メディアによると、ベルリンでは住宅5軒とレストラン1軒の家宅捜索が行われたという。
検察は、ベルリンで逮捕された3人はレバノンとエジプト出身だとしている。
もう1人の容疑者はオランダ出身で、ドイツ当局からの情報を得たオランダ警察によって、ロッテルダムで逮捕されたという。
ドイツの検察は、この4人はハマスの軍事部門として知られるエッゼディン・アル・カッサム旅団の幹部と「緊密に関わっていた」と説明。
中でもアブデルハミド・アル・A容疑者は、レバノンのハマス幹部から指令を受け、「過去に秘密裏に欧州に設置された武器庫」の場所を突き止めようとしていたという。
「この武器はベルリンに移され、欧州のユダヤ施設に対する潜在的なテロ攻撃のため、準備状態に置かれる予定だった」と、検察は述べた。
オランダ警察は、3人の逮捕は独自の捜査によるもので、テロ容疑で起訴する予定だとした。
イスラエルの首相官邸はソーシャルメディアで、逮捕された7人は 「ハマスのために活動していた」と述べた。ただし、ドイツの連邦検察当局はこの陰謀をハマスと結びつけているのに対し、デンマーク当局は、ハマスと捜査の関係性について言及していない。
欧州委員会のイルヴァ・ヨハンソン委員(内務担当)は12月初め、間近に迫ったクリスマス休暇の時期に「欧州連合(EU)域内でテロ攻撃が起きる危険性が大いにある」と警告。イスラエルとイスラム組織ハマスの戦争が引き起こした社会の二極化が、暴力行為のリスクを高めていると指摘した。






