イスラエルとハマス、攻撃を続行 双方の死者2100人超に

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パレスチナ自治区のイスラム組織ハマスとイスラエルの軍事衝突で、双方で明らかになった死者数が11日未明までに計2100人を超えた。イスラエル軍は、ガザ地区でのハマスに対する攻撃を続けていくとしている。ハマスもロケット弾の発射を続けている様子だ。
イスラエル軍はソーシャルメディアで、イスラエル人の死者が1000人を超えているとみられるとした。50人が人質になった、あるいは行方不明だという。同国の公共放送KANは、イスラエル人の死者が1200人に達しており、多くは民間人だと伝えた。
一方、パレスチナの保健省は、ガザ地区で900人以上が死亡したとフェイスブックに投稿した。半数近くは女性と子どもで、負傷者も4500人に上るという。
パレスチナ自治区のヨルダン川西岸地区でも、パレスチナ人21人が殺害され、数十人が負傷したとされる。
国連の人道問題調整事務所(OCHA)は10日夜、イスラエルの空爆が続くガザ地区で、26万人以上が住む場所を失ったと発表した。この数字はさらに増える見通しで、「2014年に武力紛争が50日間にわたり悪化した当時以来、最悪」の事態だという。
ガザ地区は、イスラエル、エジプト、地中海に挟まれた全長41キロ、幅10キロの領土。約230万人が暮らし、世界で最も人口密度が高い地域の一つとなっている。

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ハマス戦闘員がなおも越境か
イスラエル南部アシュケロンで取材するBBCのアリス・カディー記者によると、10日夜に何発ものロケット弾が同市に向けて発射された。ハマスは住民に対し、午後5時までに退避するよう警告していた。
現地では、ハマス戦闘員らがガザ地区から越境していると報じられているという。住民らは、シェルターに移動するよう指示されているという。
カディー記者はまた、イスラエル軍が空からの支援を受けて市内の工業地帯で交戦し、「テロリスト3人」を殺害したと発表したと伝えた。

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ガザでは医療が「崩壊寸前」
一方、ガザ地区では、医療システムが「1週間以内に崩壊する」と医師が警告している。
1980年代後半からパレスチナ人の治療に当たってきたガッサン・アブ=シッタ医師は、「(ガザ地区が)包囲されたことですでに崩壊寸前だ」と、ガザ最大のアル・シファ病院でBBCに話した。
「72時間で3000人の負傷者が出ており、ガザの医療システムでは対応し切れない。人道回廊が設置され、支援が届かない限り無理だ」
「ベッドは埋まっており、手術室もフル稼働状態だ。すでに器具も枯渇している」
同医師はまた、今回の攻撃はこれまでガザで目にしてきた中で最悪の惨事だと説明。「自宅で負傷した人が多いため、けが人の3~4割は子どもだ」と話した。
ハマスは政治部門の幹部2人が、ガザ地区ハンユニスで10日早朝、襲撃によって死亡したと発表した。
米大統領が「悪の所業」とハマス非難
こうしたなか、アメリカのジョー・バイデン大統領は10日、ホワイトハウスで演説し、ハマスの攻撃を「まさに悪の所業そのもの」だと非難した。
バイデン氏は、武装勢力「イスラム国(IS)」の最悪の残虐行為を思い出させると述べ、「民間人1000人以上が殺された。その中には少なくとも14人のアメリカ国民が含まれている」とした。

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また、「ハマスはパレスチナの人々の味方ではない」、「パレスチナの人々を人間の盾として使った」と、大統領は強調した。
一方、米国務省は、アントニー・ブリンケン国務長官が12日にイスラエルを訪れると発表した。「連帯と支援」のメッセージを伝えるという。同省のマシュー・ミラー報道官は、軍事衝突の終結仲介が訪問の目的ではなく、「テロリストとの戦い」においてアメリカのイスラエル支援追加について協議するためのものだと述べた。
多くの外国人の被害が判明
今回の衝突では、外国籍の人も多数犠牲になっている。
オーストラリア外務省は、同国籍の女性(66)がハマスの攻撃で死亡したと明らかにした。スウェーデン国籍の4歳の女の子のいとこだという男性は、この女の子がガザ地区の住宅でミサイルの直撃を受け、母親や妹と共に死亡したとBBCに話した。
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一方、フランスは、ハマスによる攻撃で自国民8人が死亡したことを確認したと発表した。
タイ、アメリカ、ネパールも自国民が死亡したとしている。イギリス政府筋は、イギリス人10人以上が死亡または行方不明になっている恐れがあると、BBCに話した。
カナダ人も2人が死亡し、2人が行方不明になっていると報じられている。













