ボートに乗った移民60人以上、大西洋で死亡のおそれ 38人救出

画像提供, Reuters
西アフリカのカーボヴェルデ沖で15日、木製のボートに乗っていた移民60人以上が死亡した恐れがあると明らかになった。国際移住機関(IOM)やセネガル政府が発表した。
IOMによると、38人は救出された。助けられた中には、12~16歳の子供も含まれるという。
小型ボートに推定100人が乗り、洋上に1カ月以上いたとされている。ほとんどがセネガルやシエラレオネの出身だった。
60人以上がいつどのように死亡したかは、はっきりしていない。
捜査当局はAFP通信に、ボートが最初に発見されたのは14日だったと話した。当初の情報ではボートは沈んだとされたものの、後に、漂流しているのを発見されたと情報が訂正された。
「ピローグ」と呼ばれる木製のボートを最初に見つけたのはスペインの漁船だった。カーボヴェルデ領サル島から320キロ沖合に小船がいると、当局に通報したという。

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セネガル外務省は15日夜、漂流していたボートは7月10日に101人を乗せて出発したと発表した。救助された人たちの送還に向けて、カーボヴェルデ当局と連携する方針という。救助された中には1人、ギニアビサウ国民も含まれていた。
カーボヴェルデは西アフリカ沖約600キロの島国。アフリカからスペイン領カナリア諸島経由でヨーロッパを目指す移民の、海上移動ルートの途中にある。
IOMのサファ・ムセフリ報道官は、「移民するための安全な正規のルートが著しく欠けている。そのため、密航・人身売買業者がこうした人たちを、命にかかわる危険な航海に送り出すだけの余地が生まれている」と話した。
IOM統計によると、2022年には少なくとも559人がカナリア諸島を目指して死亡した。今年1~6月には同じ経路で15件の海難事故が記録され、126人が死亡もしくは消息不明になっている。
今年7月末には、移民を乗せたボートがセネガルの首都ダカール沖で転覆し、少なくとも15人が溺死した。








