ギリシャ・コルフ島でも山火事で避難 ロードス島では約2万人避難

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山火事が続いているギリシャで23日、エーゲ海のロードス島に続き、イオニア海のコルフ島が避難の対象になった。
ギリシャ各地では連日の熱波で気温が40度を超えており、場所によっては1週間近く山火事が続いている。ギリシャ大統領府は、24日に予定されていた国民の休日を中止。「火事のため国内で続いている異常事態に照らして」と説明している。
ギリシャ当局は23日深夜、ギリシャ本土西沖コルフ島のサンタ、マグーラ、ポルタ、パリア、ペリティア、シニエスの地区について避難を指示。政府は、住民の退避のために船を派遣したと明らかにした。
ソーシャルメディアに投稿された写真や動画からは、コルフ島の各地で火の手が上がる様子が見てとれる。イギリス人観光客に人気の島北部でも、森林火事が起きた。
コルフ島から1027キロほど東のロードス島では山火事のため、23日までに約1万9000人が自宅やホテルから競技場などに設けられたシェルターに避難した。約1万6000人は陸上で、約3000人は船で移動した。ギリシャの気候危機・市民防災省によると、「森林火事を逃れる避難規模としてギリシャでは過去最大」だとしている。
ロードス島の空港では23日、島を離れようとする観光客数千人がフライトを待っていた。避難所まで猛烈な暑さの中を何キロも歩いたという観光客もいた。路上には焼けて放置された車両や、動物の死骸が点在していたという。

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ロードス島東部にあるキオタリ地区の森林では、少なくともホテル3棟が火事で焼失した。
島の行政幹部は、自宅やホテルから避難した大勢が避難所などで段ボールの上で眠ったとし、生活必需品が不足していると話した。

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現地の消防当局は、消火活動には数日かかる見通しで、今後も避難が必要な集落が増えて状況が悪化する可能性があると話した。23日には、空中消火機18機と共に消防士260人が消火活動にあたったという。
ギリシャの救急当局はほかに、アテネから東のエヴィア島、アテネから南西のアイギオ島でも消火活動にあたっている。
ギリシャ警察の報道官はAFP通信に対して、3万人以上が国内で避難していると話した。


気候変動によって地球が暖まることで、乾燥した熱い空気が森林火災を引き起こすことが増える。工業拡大以前(1850~1900年)から地球の平均気温はすでに1.1度上昇しており、二酸化炭素など温室効果ガスの排出が世界的に大幅に減少しない限り、気温は上昇し続ける。
ギリシャのほかに、地中海周辺でもスペインやイタリアで連日猛烈な熱波が続いている。北米でも記録的な暑さが続いている。










