ニュージーランド最大都市で銃撃事件、2人死亡 サッカー女子W杯開幕直前

画像提供, Reuters
ニュージーランドの最大都市オークランドで20日朝、銃撃事件があり、2人が死亡、警官を含む6人がけがをした。オークランドはこの日、サッカー女子ワールドカップ(W杯)の初日を迎えたばかり。
事件はオークランド中心部のビジネス街の建設現場で発生。銃撃したとされる男も現場で死亡した。
ニュージーランドのクリス・ヒプキンス首相は、銃撃事件はテロではないとの見方を示した。また、W杯は予定通り行われると認めた。
その上で、犯行に政治的・イデオロギー的な動機があったかは特定されていないものの、警察は脅威を無力化し、市民に継続的な危険がないことを確認していると述べた。
ヒプキンス首相によると、男はポンプアクション式の散弾銃を持って現場に現れたという。
首相は、「人々の命を救うために、銃撃の中、危険な状況に飛び込んだニュージーランド警察の勇敢な職員」に感謝すると述べた。
「このような事態は急速に進行するものであり、命をかけて他人を救う人々の行動は英雄的としか言いようがない」
警察によると、建設現場内で人が銃を発砲したという通報があった。男は建物内を移動して発砲を続けたという。
男はその後、エレベーターのシャフトに入り、警察が対峙(たいじ)した。男はさらに発砲したが、しばらくして死亡が確認されたという。
全米女子サッカーリーグの最高スポーツ責任者を務めるタチアナ・ヘイニさんは、現場近くに滞在していた。
ヘイニさんはBBCニュースに対し、警察車両が到着した音で目が覚め、その後、屋内にとどまるよう指示されたと語った。
オークランドのウェイン・ブラウン市長によると、国際サッカー連盟(FIFA)関係者と各チームは全員無事で、事態の説明を受けたという。ブラウン市長は先に、市民に家にとどまり、市内に来ないよう警告していた。
ブラウン氏はツイッターに、「この美しい街でこのようなことが起きた例は記憶にない。今朝の出来事は、オークランド市民全員にとって悲劇的であり、心を痛めている」と投稿した。
FIFAも被害者遺族に「深い追悼の意」を表し、ニュージーランド当局と連絡を取っていると述べた。また、「現場近くにいた参加チームは、受ける可能性のある影響について支援を受けている」と説明した。
女子W杯の初戦となるニュージーランド対ノルウェー戦は、オークランドのイーデン・パークで予定通り開始された。
ニュージーランドのグラント・ロバートソン・スポーツ相は、念のため、この地域に警官を追加配備すると述べた。
9回目となる今回の女子W杯は、ニュージーランドとオーストラリアが共同開催している。






