北京で41.1度を記録、6月の最高気温更新 中国各地で熱波の影響続く

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中国・北京市で22日、6月の気温としては過去60年超で最高の41.1度が記録された。同市は現在、長引く熱波に見舞われており、月末まで高温が続く見込みだ。
当局によると、北京の22日の気温は、統計が始まった1961年以降、6月としては最も高かった。市北部では41.8度が計測された。
中国では今年、月の最高気温が何度か更新されており、エネルギー危機が懸念されている。
上海では5月、同月の気温としては過去100年超で最高を記録した。
北京当局は異常気象の警告で2番目に深刻な「オレンジ」警報を発令。最高気温が39度に達する日が24日まで続く可能性があるとしている。
中国気象局は先週、熱中症警報を出した。近年に比べて2週間早かった。
北京や天津などの中国北部・東部の都市では、日中の屋外活動を控えるとともに、熱中症の症状が出た場合は治療を受けるよう勧告が出ている。

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また、企業や自宅での電力消費についても警告が出ている。
エネルギーを扱う国家能源局は先週、大規模停電とその際の電力サージ(過電流・過電圧)を想定した訓練を、東部地域で初めて実施した。この想定シナリオでは、送電網セキュリティーにおいて「比較的深刻」な状況がみられたという。
天津市では、エアコンの需要増によって電力量が昨年比23%上昇。公共事業局の作業員が毎日地下トンネルを巡回し、電気ケーブルが正常に機能していることを確認しているという。
気温上昇と熱波の頻発は、気候変動によるもの。5月に発表された報告によると、アジアでは気候変動によって熱波の発生が30倍起こりやすくなっているという。
また、4月の熱波では、アジアの多くの地域で気温が少なくとも2度上昇した。専門家はこれらの地域が、「史上最悪の熱波」に見舞われていると述べている。
タイやラオス、バングラデシュ、インドでは、4月に最高気温が45度を記録した。
異常な高温により入院患者や死者が出た国もある。また、道路が溶けだすなど、インフラにも影響があった。






