モスクワにドローン攻撃、建物などに被害 ロシアはウクライナを非難

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ロシアの首都モスクワで30日早朝、ドローンによる攻撃が発生した。ロシア側は、ウクライナによるものだと非難している。
ロシア国防省はメッセージアプリ「テレグラム」での投稿で、ウクライナ政府が少なくとも8機のドローンを使った「テロ攻撃」を行ったと説明した。
この攻撃により、いくつかの建物に軽い被害があったという。
モスクワのセルゲイ・ソビャーニン市長は、重傷者はいないと述べている。また、救急隊が「現場」で対応していると話した。
国防省は、全てのドローンを撃墜したとしている。
「うち3機は電子戦で制圧され、制御を失って意図した目標から逸れた。また、5機のドローンがモスクワ地域の地対空ミサイルシステム『パンツァーS』によって撃墜された」
国防省の発表以前には、30機近くのドローンが攻撃に関わったと報じられていた。当局はまた、ドローンのいくつかが撃墜された後、建物に落下したと述べていた。
ウクライナ政府はこの件についてコメントしていないが、キリーロ・ブダノフ国防省情報総局長はこの日、ロシアが首都キーウに行った一連のミサイル攻撃に対し迅速に対応すると警告していた。
ソーシャルメディアには、モスクワ上空に煙が上がっている様子や、建物の窓が割れている様子を映した画像が投稿されている。
ソビャーニン市長によると、同市では一部の住民が避難した。また、2人が医療支援を求めたと説明した。

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モスクワに滞在しているBBCのスティーヴ・ローゼンバーグ・ロシア編集長は、午前6時24分ごろに遠くから爆発音が聞こえてきたと話した。この爆発によって自宅の窓が揺れたという。
その後、6時58分にも別の爆発音が聞こえたと、ローゼンバーグ編集長は説明。ソーシャルメディア上のやりとりから、モスクワ地域の多くの住民が爆発音を聞いたようだと解説した。
ウクライナのキーウでは29日夜からドローン攻撃が行われており、少なくとも1人が亡くなったと報じられている。
ウクライナ当局は、防空システムによって20機以上のドローンが撃墜されたものの、落下した破片によって建物に火が付いたと説明している。
モスクワでは5月初めにも、クレムリン(大統領府)にドローン攻撃が行われた疑惑がある。
この時には、大統領府の上空で煙が上がっている未検証の映像が、インターネット上に出回った。二つ目の映像には、上院の建物上空で小さな爆発が起きている様子が映っていた。
ロシア当局はこの攻撃をウクライナ政府の命令によるものだと主張。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、自国の関与を否定した。









