発生から9日目に母子ら5人救出、トルコ・シリア地震 死者4万1000人超す

Dozens of rescue workers stand around an ambulance in Turkey

画像提供, Facebook/Mayor Muzaffer Biyik

画像説明, トルコ被災地で、救出された人を運ぶ救急車の周りに多くの人が集まった

トルコ・シリア地震の発生から9日たった15日、トルコ南部で女性3人と子ども2人が救出された。両国の死者は合わせて4万1000人を超えた。

カフラマンマラシュでは、がれきの中からメリケ・イマモールさん(42)とジェミレ・ケケチさん(74)が救助隊員によって助け出された。

ダリジャのムザフェル・ビイク市長は、ケケチさんが救急車に乗せられ、救助隊員らが拍手して抱き合う様子の映像をソーシャルメディアに投稿した。

現地メディアによると、救助隊員らはイマモールさんを発見したとき、彼女に「すごい」と声をかけたという。

甚大な被害に見舞われた別の都市アンタキヤでも、母親と子ども2人ががれきの中から救出されたと地元メディアが報じた。

帰国する外国救助隊も

16日で地震発生から10日目を迎えるなか、生存者の発見は困難さを増している。発生直後にトルコ入りした外国の救助隊は、荷物をまとめ、帰路につき始めている。現地住民らも、がれきの撤去に関心を移しつつある。

シリアとトルコでは現在、数百万人が仮設キャンプに避難しており、人道支援を必要としている。カフラマンマラシュでは、スタジアムの中で1000人以上がテント生活を送っている。

被災者らは今後、生活再建に取りかかる。トルコ政府は、自宅が当局から安全だとされた場合はできるだけ家に戻るよう呼びかけている。

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シリアでは、国を二分する内戦によって救援活動が妨げられている。

国連は運輸上の問題を理由に、シリアに何日間も援助を提供しなかった。

トルコからシリアに入る2つ目のルートが開かれると、援助は届くようになった。しかし、現地の救助隊によると、がれきの除去に必要な重機はまったく含まれていなかったという。

シリアの反政府勢力の支配地域で活動する民間救援団体ホワイト・ヘルメッツを率いるラエド・サレハ氏は、「どこかで地震が起き、国際社会や国連が支援の手を差し伸べないなんて、これまで一度もなかった」と話した。