ロシア、核兵器査察の受け入れ一時停止をアメリカに通告

画像提供, AFP
ロシアは8日、「新戦略兵器削減条約(新START)」に基づいた戦略核兵器の査察の受け入れを「一時的に」停止するとアメリカに通告した。
ロシアの外務省は、アメリカがロシアを出し抜こうとしているとともに、アメリカ国内の核の査察を行う機会をロシアから奪ったと主張した。
また、ウクライナ侵攻を受けた対ロ制裁により、アメリカとロシアの関係性が変わったと述べた。
新STARTは2011年に発効。米ロ間で交わされている唯一の軍縮合意で、長距離核弾頭の配備数の上限をそれぞれ1550基と定めている。
ロシア外務省は、この停止は条約内の「例外的な状況」に当たるため有効だと述べている。
アメリカのジョー・バイデン大統領は先に、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と新たな核兵器条約締結に向けて協力する用意があると述べていた。現在の条約は2026年に失効する。
しかしロシア外務省は、アメリカが「現実」を無視していると非難。アメリカについて、通常の航空路を使用停止にしているなどとした。
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新STARTは、アメリカと旧ソ連が核戦争を阻止するために行ってきた軍縮交渉の末に締結された。
一方、2月にロシアがウクライナに侵攻したことで米ロの敵対関係は高まり、紛争が第3次世界大戦にまでエスカレートするとの警告も出た。
ロシア国営テレビでは一部のコメンテーターが、北大西洋条約機構(NATO)との緊張関係の文脈で、ロシアの核軍備を称賛することもあった。





